歴史探偵 吉原遊郭を見る

久しぶりに歴史探偵です。

見逃してしまい、NHKプラスを申し込んで見ました。

吉原の場所、地勢から始まって、CGによる再現。そして花魁の本当の姿と続きます。

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今回の探偵は石橋亜紗アナウンサーで驚きました。御三家の女子学院から慶応大学という才女ですが、初任地が熊本で、そこから大阪を回ったので東京デビューが遅れてちょっと苦戦中です。慶応は一年上に赤木野々花さんがエリートコースを走っているので、ちょっとかぶってしまって不利な感じでしょうか。職場結婚したのもマイナスなんでしょうか。女子アナのキャリア争いも難しいものです。

いや、赤木さんも大阪経由だし、職場結婚か。

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さて、吉原に話しが戻りますが、終盤は梅本記から遊女による付け火事件の話しです。

その原因として、大富豪同心にも出てきた紋日が登場します。

最後は遠山の金さんが出した温情判決で幕を閉じました。

ちなみに、この遊女ドラマの出演は、朝井瞳子フロムファースト)、山口瑞姫(スターダスト)、大谷明日香、だそうです。いちばん目立つ豊平役は、朝井瞳子ですね。

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ちなみに読み方は「とうこ」です。

ご本人のインスタから。再現ドラマとは打って変わって普通にカワイイです。

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こちらは山口瑞姫。

正統派美少女。久保田紗友かと思いました。

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番組が大阪製作で、大阪拠点の人ばかりなので見掛けない人ばかりですが、みなさんキレイです。

○モンテクリスト伯(中)を読む

引き続きモンテクリスト伯です。

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上巻ほどには高く評価しかねました。

登場人物が増えました。一世代下が登場するので、誰は、誰と誰の息子とか、娘とか、ちゃんと覚えきれません。年齢か‥(^_^;

さらに、下の世代同士で恋中だったり親の決めた許嫁だったり。そうした関係が上の世代の関係に波及してくるので、さらにややこしいことに。

人物紹介はちゃんと付いているのですが、そこに載っているだけで27人もいます。

ローマinc.をソロプレイする

ソロプレイしてみました。

最初のBC27シナリオです。

どうせ、ローマ周辺しか使わないだろうと、イタリア周辺だけセットアップして、BC27シナリオ用の敵味方だけ切ってやろうとしてみました。

ダメでした。

なぜかと言えば、キャンペーンマーカー(所謂、外敵)は盤端の本国にセットアップしてそこからゆるりと移動して来ます(後述)。ローマ側としても撃退するには、そうしたエリアへ進出しないと解決できません。

で、マップ全部のセットアップしたのですが、非常に労力が重くてぐったりしてしまいました。支配状態を表示するのに、キャンペーンマーカーの裏側(蛮族支配表示)を使うのは非常に良くありません。シナリオ別に仕分けしてしまおうとしたら、それを他のシナリオのマーカーで使っちゃうという。雑誌付録のユニット数制限から来ているのですが、ハンドリング上は具合が悪い。

特にキャンペーンをやると、次のシナリオに移る時に、次の年代用のユニットがどこにあるかを盤上のマーカーの裏側を全部確認して探さなければならないのはダメなんじゃないでしょうか。

それでも折角ならべたのだからと3ターンくらい動かしてみた所で、進行が遅くて力尽きてしまいました。

題材は個人的には興味深いです。

システムも動かしてみると、なるほどと思う所がいくつかありました。

ただ、決してわかりやすくはないので、今回のプレイを踏まえてルール全体を再読して要注意点をまとめた上で再挑戦の必要がありそうです。

外敵(キャンペーン)はその本国マスに登場します。そこからキャンペーンフェイズごとに「自動的に、もっとも進行しやすい経路を進んできます。」これは珍しい処理です。方向指定や目標指定ではなく、都度、今いるマスから一番移動しやすい経路を選んで進んでくるのです。道路があれば道路を、なければ砂漠や荒地を進んできます。艦隊を持つ外敵は、海路を荒地扱い、さらに優秀なものは道路扱いとして進んできます。この規定によって海を越える外敵も割とスピーディーに侵攻してくるのかと思います。また、蛮族が文明エリアを襲う様子を単純な規定で再現しているのかと。

その結果として、いつごろローマ軍とどこらへんで衝突するのか一度中期的なプレイをしてみないと相場観が見えません。

もう一つ厄介なのは内部の敵、謀反者です。謀反と造反という訳語が混在していて、どういう意図で使い分けているのか今回は良く判りませんでした。ここは要確認。

外敵といつごろどこでぶつかるかの目処が立つと、どういう規模の部隊を編成して、どこへ進軍していけば良いのかの指針が見えてくるでしょう。

結果として敵はゆっくり進んでくる。こちらの部隊を的確に新設、進軍できない‥なので、なかなか両軍が本格的に衝突する場面にならないのです。

そこらへんまでできるようにならないと、ローマ軍をマネージメントしてローマを維持しているという感じになってこないのかなと思いました。

ホワイトドッグゲームズのソロプレイゲームより2段階くらい難しいのかなと言う気がします。

でもまぁ、古代戦ゲーマーとしては取り組まねばなりますまいて。

SPIの「フォール・オブ・ローマ」などより能動的に動いて戦えるような気がするので、ソロプレイは共通ながらも、やりがいはあるのではないかという気がします(かなり褒めています)。

アサルトの対戦を見る機会を得ました

Their Finest Hour -歴史・ミリタリー・ウォーゲーム - (hatenablog.com)

9月の千葉会で隣の卓で対戦されていました。

ブーツアンドサドルズ発売時に、攻撃ヘリの活躍を見たくて購入し対戦したのですが、それから30年ぶりに見たでしょうか。

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>敵の意図・勝利条件はわかっていても、規模や編成が全くわからない状態で戦うというシチュエーションはとても新鮮でした。

 

これに尽きるのではないかと思います。

ワールドウォーゲームのチラシに載っていた「コンバットコマンダー」に近い構想を実現した良いデザインだと思います。

惜しむらくは、M-1が強すぎること。ランダムに与えられる戦力の中に、ハズレがあることの2点です。この2つがかぶると、ワルシャワ軍は成す術がなくなってしまいます。そこはやはり同じ結論だったようです。

そこが同じなら、まぁもう一度プレイしなくても良いのかな‥と個人的には思います。志高くあれども、完成度は残念なゲームと思います。

でも、この志を継ぐ戦術級ゲームには出てきて欲しいものです。

☆遊里の旋風を読む(ネタバレ注意)

大富豪同心も5冊目です。図書館。

今回は卯之吉のホームグラウンドとも言うべき吉原が舞台です。

吉原遊びをしていた同僚、沢田彦太郎が遊女殺しの下手人として嵌められた事件を解決すべく吉原同心を仰せつかります。

しかし、いつも遊びに来ている若旦那が同心とバレては遊びにくくなるので、由利丞を偽八巻として立てて置き、自分はいつもの若旦那として一緒に吉原へ。

押掛け女房の美鈴は旦那が吉原勤務とあって心配が尽きません。最後には自らも吉原へ乗り込み、今回もまた悪を倒して八巻の名を高まらせることに。

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p265

「待てっ!」

美鈴は凛然と声を放った。禄太郎がギヨッとして振り向いた。

「なっ、なんでぇ手前は!」

美鈴はスッと腰を落とし、佩刀に手を掛けながら答えた。

南町奉行所同心、八巻の手の者だ!」

(中略)禄太郎は少しばかり匕首の扱いになれている様子だったが、たかが悪党の喧嘩殺法だ。

「所詮、このわしの敵ではない」

美鈴は左手で刀の鞘を握って、二寸ばかり、鞘ごと前に抜き出した。

p279

「どうして、悪党どもの狙いが、付け火だとわかったのです?」

美鈴が訊ねると、卯之吉は振り返って、面はゆそうな顔をした。

「春駒さんが殺された日にねぇ、あの座敷には油の臭いがちょっと漂っていたんだよ。春駒さんや沢田様が油を扱っているわけがないんだから、その臭いは殺された安太郎さんの着物に染みついていたものだ、ってことさ」

(中略)

「なるほど」

(中略)

美鈴は賛嘆した。

(剣の腕はまったく立たないけれど‥。やっぱり旦那様は江戸一番の同心)

ますますもって熱烈に、惚れ直してしまったのだったのである。

 

と言うような訳でめでたしめでたし。

 

それにしても美鈴がカッコ良過ぎますね。

 

また、悪役側では、夜霧の治郎兵衛一味の残党、お峰が八巻の正体を見破ります。テレビ版では青山倫子が演じたそうで、これまたはまり役です。

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あぐりを見る

最終回まで完走しました。

非常に良かったです。こんなに良く出来ていたとは失礼ながら認識はずれでした。

古沢良太の言う「あの人たちに来週も逢いたい」と思うドラマだったと思います。

あぐり田中美里)本人も素晴らしいのですが、エイスケ(野村萬斎)の放蕩夫も素晴らしい。

また、舅(里見浩太朗)、

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姑(星由里子:モスラ対ゴジラの方です)

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がとても良いのです。特に姑との関係は、時に対立し、時に助け合い本当に良い関係だったと思います。

吉行和子役がどんどん成長して入れ替わるのですが、最後は馬渕英里何白線流し)なのですね。

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あぐりの弟子たちも、みんなそれぞれに魅力的で良かったです。最後にとめ(細川ふみえ)が出てきたのは嬉しく思いました。

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最後の最後なので出番は多くありませんでしたが、千花ちゃん(麻生かおり)が当時の現代っ子像を反映していて共感を覚えました。実は田中美里と2つしか違わないそうで、少し無理のあるキャスティング。

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「未来の文学」叢書が実は完結していた

受賞作問題でSF書籍関係のネットサーフィン中です。

そんな中で、こちらに出会いました。

「『海の鎖』刊行記念&《未来の文学》シリーズ完結記念トークショー」レポ - 機械仕掛けの鯨が (hatenablog.com)

そうですか、叢書完結ですか。

お世話になりました‥m(_ _)m

「海の鎖」が実現したのですね。各期に1冊ずつアンソロジーを入れるという話しを聞いていましたが、意図が完遂されてなによりです。

全20冊だそうですが、読んだものを数えて見ました。

1:歌の翼に:ディッシュ

2:ゴーレム100:ベスター

3:宇宙舟唄:ラファティ

4:アジアの岸辺:ディッシュ短編集

5:ベータ2のバラッド:アンソロジー

6:奇跡をなす者たち:ヴァンス短編集

7:ヴィーナスプラスエックス:スタージョン

8:海の鎖(予定):アンソロジー

9:グラックの卵(予定):アンソロジー

大体、読んだ順番です。

最後の2冊は図書館にあるので順次借りて読む予定です。

そうか、もっと読んでいるかと思いましたがそうでもないですね。歌の翼には、サンリオ版を再読して代えました。

bqsfgame.hatenablog.com

頑張って「ドリフトグラス」を読めば半分に到達するのかぁ‥。でも、そういう理由で積読を増やすのはいただけないですね。

>伊藤さんにゲラを見せると、赤入れで戻ってこなくなるので(前例あり)、

と言うのには笑ってしまいました。やっぱり完全主義者なのですね‥(^_^;

女流作家がないというのは初めて気が付きました。

ティプトリーを入れたくても適当な未訳本が残っていないように思います。

そういう意味ではウィルヘルムか、あるいはマッキンタイアの短編集「火の河」をやって欲しかった気がします。

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