2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

SGC例会:百科審議官を対戦プレイ

熊罠が終わった後に、一人加えて3人となってゲームマーケットの話題作だったという「百科審議官」をプレイしてみた。ゲーム内容自体は既にあちらこちらのゲーム関連サイトで紹介されているので簡単にだけ言っておくと、各自が自分だけ知っている基準を決め…

感想

前半は拷問者という非日常的な職業の日常を描いたシックで魅力的な物語だと思った。 後半は冒険に出ることになるのだが、いわゆる冒険ファンタジーとは全然イメージの違う思弁的で走らないストーリー展開でびっくりさせられる。世界観は非常にシュールで、あ…

○拷問者の影を読む

ジーン・ウルフの「新しい太陽の書」四部作。先日、地元の古本屋で4冊揃って売っていたので急遽購入。つい最近、復刊されたばかりらしい。 ネタバレになるが粗筋を。 主人公セヴェリアンは、拷問者組合の徒弟。ある時、彼は偶々だが反逆者ヴォルダスを助ける…

フォーザピープル2000年版と2006年版との違い

この件について、3つしか違いがないと言う回答をBGGで得たのだが、どうも話しが不十分だったようで、そもそも2006年版の発行以前にGMT2000版のトーナメントルールの改訂として以下が発表されており、これは既に承知しているものとして新たに…

フォーザピープルについて考える

此処まで2006年版をソロプレイ中心ではあるが数回プレイしてきた感想を一度まとめておきたい。 AH版ではワシントンが陥落しやすいということがゲームを大きく特徴付けていた。 これに対してGMT2006年版ではワシントンは容易には落ちなくなった…

プレイ時間

ちなみにソロプレイで2年間をやってセットアップから片付けまで入れて4時間。慣れてきてだいぶんスムースに進むようになってきた。1863年の終わりまでやっても6時間くらいだと思うので、機会があればやってみたいところ。グラントが来ることがどの程…

フォーザピープル1861-62をソロプレイ

先日の彗星さんとの対戦を踏まえて、最初の2年をまとめてソロプレイしてみた。 ●1861年春 南軍はケンタッキー州を制圧、そこを通過してAジョンストンがインディアナ州の入口ブルーミントンまで侵入した。北軍としてはケンタッキー州の二本の回廊のとこ…

コロコロカメさんを入手

ドイツゲーム大賞こどもゲーム部門の2005年度ノミネート。ちなみに受賞作は「小さなオバケ」だった。 各所で評判が良く、特にゲームとしての完成度よりもギミックのカメの評判が素晴らしく良い。大きなボールの甲羅を背負った木製のカメが、ボールを回し…

熊罠の今回のプレイで感じたこと

舞台となるビュルツブルグ周辺は、ワルシャワ軍から見るとSPIの諸作品でも有名なフルダ峡谷の先に当る。いわゆるNATOのアメリカ軍と西ドイツ軍の境界領域で、NATO側の指揮統制に難しさがあり、ワルシャワが突破を狙ってくるであろうと言われてい…

エア&アーマー:熊罠を対戦プレイ [つづき]

エア&アーマーの魅力の一つはシナリオではないかと思う。まだ最初の2つのシナリオを俯瞰しただけだが、いずれも興味深い課題を両プレイヤーに投げ掛けていると思った。デザイナーズノートには、マクスウェルは1000回以上のテストプレイを実施して、テ…

ゲームシステムの魅力

戦術的作戦級ゲームとして、非常に魅力のあるシステムだと思った。プレイ感が近いのは、スケールが多少違ってしまうがWW2のTCSだと思う。TCSの初期作に確か現代戦のものがあったかと思うのだが、TCSも現代戦に利用できるとすれば近いのは当然か…

SGC例会:エア&アーマー:熊罠を対戦プレイ

懸案の一つ「エア&アーマー」のベーシックシナリオの2番目「ベアートラップ」を対戦プレイしてきた。 初の対戦で1番目のシナリオをスキップして2番目に飛びついたと言うこともあり、プレイヤー側の理解不足・準備不足で作戦的には反省の多いプレイとなっ…

西国の雄を入手

「東国の覇者」の姉妹編。タイトルから分かるとおり東日本と西日本。山城、大和あたりが境界になっている。京を睨んで群雄が割拠していた時代を扱うにはいささか嬉しくないところで切れているという気がするが、プレイしたときに問題になっているかどうかは…

東国の覇者を入手

GJの「本能寺への道」などをデザインした池田さんのプライベートブランドから発行されている手軽な戦国時代マルチの「東国の覇者」を入手した。パウチされたA4サイズのマップ2枚、厚紙に貼って切るようにシールに印刷されたカウンターシート、ケント紙…

カルターゲの話し

クロノクーポンの使い道物色中の続き。 カルターゲは、ライズオブローマンリパブリックに続くアンシェントワールドシリーズ第2弾。 このシリーズについては以前に意義を認めつつも適切な規模の戦いがなく難しいのではないかという懸念を書いた。その意味で…

○イグジステンズを読む

此処のところ、ややハズレが多く口直しに短めで信頼できる打率の高い作家の作品ということでプリーストを引っ張り出してきた。 ただ、実はこの作品は映画のノヴェライゼーション。そうと知っていたら、カードの「アビス」で非常に失望させられた記憶があるの…

コメント

「ヴァレンタイン卿の城」は好きな作品。それから最近の最大の注目作品である「氷と炎の歌」が3冊入っているがこれも大好きな作品。このあたりの読んでいる部分がいずれも納得できるのがローカス賞を信頼する理由。 ウルフの新しい太陽の書が2冊、カードの…

ローカス賞のファンタジー長編部門の受賞作

ローカス賞には、途中からファンタジー長編部門と言うのができている。 1980 風の竪琴弾き 1981 ★ヴァレンタイン卿の城 1982 調停者の鉤爪 1983 警視の剣 1984 アヴァロンの霧 1985 ヨブ / ヴァンパイアジャンクション 1986 tr…

感想

読んでいないものも多いのだが、読んだものの範囲では納得性が割りと高いように思う。「神々自身」、「宇宙のランデブー」、「終わりなき戦い」、「ファウンデーションの彼方へ」など懐かしい顔ぶれ。 70年代の女流作家ブームの中で、ル・グインは別格とし…

ローカス賞の受賞作

SF界の賞と言うと、ヒューゴー賞とネビュラ賞が昔からあって有名だが、近年はローカス賞が一番信頼できる気がしている。ローカス賞のSF長編部門の受賞作を調べてみた。 1971 ●リングワールド 1972 ▲天のろくろ 1973 ★神々自身 1974 ★宇…

ゲーム内容

ヒストリカルウォーゲームと、エンパイアビルディングゲームのハイブリッド的な感じらしい。 比較的プレイしやすそうなシナリオ編成なので、本当にパックスロマーナシナリオまで行き着けるかどうかは別としてなんらかの形では稼動しそうなアイテム。

パックスロマーナのプレイブックを見て

クロノさんのクーポンが貯まったので最近の新作古代戦の中でどれか買ってみようかと思って物色中。 評判からすると、パックスロマーナ>カルターゲ>コンカラー・アレクサンダーという順番らしい。 と言うことで、先ずパックスロマーナの中身をチェック。BG…

パンツおむつ履いてるよ

もうしばらく経つのだが娘はオムツをパンツタイプに替えている。 最初は面倒だと思ったのだが、ママがパンツの方が楽だと言うので一時逆戻りしたりもしたが、最近はすっかりパンツタイプが定着。 自発的に立つことはまだないのだが、手を引いてやると踏ん張…

歯磨き大好き

我が家の娘のチャームポイントの一つが、自分で歯を磨くのが好きなところ。ご飯を食べ終わってから黄色いゴムハブラシを渡してあげると嬉しそうに自分で磨き出す。もちろんきちんとは磨けていないのだが、パパやママが歯磨きしている姿を見るのも好きらしく…

キャストパズル:デヴィルを解く

キャストパズル「キュービー」が思わぬヒットで、つい二匹目の泥鰌を狙って。 イギリスのかつての知恵の輪ブームの時の傑作を、今はなき芦が原先生がアレンジしたと言う作品。 いかにも知恵の輪らしい形状。解き味も知恵の輪らしい。外すのも入れるのも一瞬…

GJ同人版:南北戦争の号を発掘

南北戦争マイブームに乗じて発掘。 思えばこの号の付録ゲームをその内やらなくてはと思っていたのはついこの間のようなのだが、2000年1月号だそうで、もうじき7年になろうかというところ。 この号は非常に良くできた号で、南北戦争の通史記事、将軍列…

ワニに乗るを奥さんとプレイ

奥さんの友人の子供へのプレゼント候補としてのプレイ。 オリジナルのサイコロを使うルールはいささか好きになれないのでオリジナルルールで。自分の手番が来たら、1個の動物を土台に乗せる。もし1〜2個の動物を崩したら、それを引き取って終了。3個以上…

カナスタをソロプレイ

少し前にmoon gamerさんでカナスタデックが挙がっていたので思い出したようにカナスタ。 デビッドパーラットの訳書は記述がもう一つ不明確で、プレイに疑義あり。ネットで探したところ赤桐さんのルールが見つかったのでそちらを再読。 ダブルデックでやるラ…

×暗い光年を読む

1964年のオールディスの長編。1970年にハヤカワの銀背で出版された作品。 いわゆるファーストコンタクト物なのだが、そこは重厚な筆致を誇る一方でSF的なヴィジョンという意味ではそれほど斬新さを求めないオールディスなので、独特の雰囲気に仕上…

ウィーザピープルの魅力

1)なんと言っても短時間でプレイできるプレイアビリティの良さ 2)植民地独立戦争という題材にあって、イギリス軍とアメリカ軍に顕著な差異があることがゲームシステムに反映されている。つまり、できることが大きく異なっている。 2A)アメリカ軍は英…