2007-02-08から1日間の記事一覧

率直な感想

四部作の最終巻として謎の多くについて答えが与えられるし、それは非常にSF的なロジックになっている。また、物語は環を閉じ、新しい太陽はもたらされ、きちんと完結している。 ただ、だからと言ってこの巻の読後感が満足感に満ちているという訳でもない。…

ネタバレ粗筋

荒野を旅するセヴェリアンは、ついに独裁者の部隊と敵とが交戦する戦場を彷徨っていた。死んでいる兵士を見かけるようになり次には生きている兵士を助けることになる。その兵士を助けて味方と合流しようと彷徨うが本人も熱病に冒され、持ちつ持たれつでよう…

×独裁者の城塞を読む

ジーン・ウルフの新しい太陽の書四部作の最終巻。 古本屋で入手してから順調に読み進んできた。積読書籍が多い我が家にしては珍しいアップトゥデイトな読書。もっとも翻訳されたのは80年代な訳だが‥(^_^;