2007-10-24から1日間の記事一覧

「ハイペリオン四部作」として

此処が一番納得できなかった。 亡くなられた越田先生がその昔に蒲田の駅前のドイツパブで、「ハイペリオンだけあれば良かったんじゃないですか」という感想を言われていたのを鮮明に記憶している。当時は未読だったので意味が分らなかったが、おそらくこの「…

「エンディミオン二部作」として

二部作としては、前回が準備と前哨戦だったとすれば、今回が本番。700ページもあるのに、下巻に入ってからは結構ハイペースで物事が進んでしまい短く感じさえする。逆に言えば準備段階での諸世界の探訪、魅惑的な異文化の地である天山の描写などの厚みが…

単体の作品として

単体としての議論はあまり意味がないと思う。作者の本意でもないだろうし。 ただ、「エンディミオン」に続いて読みやすく、割とスムースに1400ページを読み終われた。

×エンディミオンの覚醒を読む

やれやれ、やっと読み終わった‥(^_^; ダン・シモンズの近年のSF界の最大の話題作、ハイペリオン4部作の最後。1998年のローカス賞受賞作でもある。 この作品単体での議論、エンディミオン2部作としての議論、ハイペリオン4部作としての議論といろい…