2007-01-01から1年間の記事一覧

タンホイザーをソロプレイ

入手した「タンホイザー」だが、和訳が添付されていたのでパラパラとめくってみると、ガジェットは多いがルール本体は然程でもなさそうなので読んでみることにした。 読んでみると、ルールが非常にすっきりしていて読みやすく、その日の内にソロプレイまで漕…

タンホイザー世界

タンホイザーの世界は第一次世界大戦が未だ継続している1949年。帝政ドイツと連合諸国は陰鬱な世界大戦を30年以上も継続しており、局面打開のための秘密兵器を捜し求めている。帝政ドイツは古代遺跡から世界を魔界の侵入から守っている4つの封印され…

ショートゲームレビュー:タンホイザー

元はフランスのゲーム。FFGがクロスして販売するということになり、日本にもついに上陸してきた。 デザイナーはウィリアム・グロッセリン。2003年にミニチュアフィギュアを使ったSF戦闘ゲーム「ハイブリッド」を発売した時に注目したデザイナー。こ…

カタンの開拓歴史シナリオ全体の評価

これで4つともプレイした訳だが、4つの中では万里の長城がいちばん高く評価できると思った。 拡張キットと言うものの使命として、オリジナルに飽きてきて輝きが失われてきた時に、その輝きを取り戻す新しい魅力を持ち込んでいるかどうかというのがあると思…

カタンの開拓歴史シナリオ:万里の長城をソロプレイ

カタンの開拓歴史シナリオセット2の「万里の長城」をソロプレイしてみた。 プレイした感想としては、なかなか面白いと思った。 先ず良い点は、 1)北方民族の侵入を防ぐと言う共通の目標がある。実際に侵入されたときに、勝利得点でも土地からの収入減でも…

RPGamer14号を入手

ついでがあったので購入。SPIの「シーボイガンを喰った怪物」が付録なので。 買ってビックリしたのが、今回はマップやユニットをすっかりリニューアルしてあること。RPGamerのゲームにすっかり変身した感じだ。イラストの好みは人によると思うので…

GJ25号を入手

ゲームジャーナルが同人誌から商業誌化されて25号。年間4号だから丸6年を経て7年目に突入したと言うことか。年を取るわけだ‥(^_^; 本号の付録は守備範囲外の三国志なのでスルーするとして、個人的に一番インパクトがあったのが指輪戦争:第三紀の戦い…

下高井戸ノリエッテのケーキ

今回のHALさんと遊ぼう企画は急だったのでいつもと違う会場で。 会場の最寄の下高井戸の駅前にある「ノリエッテ」のケーキが美味しいと言う話しだったので買って帰った。夕方だったので、もう品物が切れているのではないかと思ったが、予想よりは種類の選…

HALさんと遊ぶ会でラストチャンスを対戦プレイする

最近、「アウトポスト」、「メンバーズオンリー」など懐かしいゲームをプレイしているが、その流れの一作。小箱で手頃だったので持ち込んでチャンスがあればと思っていた。 このゲームをプレイすると個人的には六本木プレイシングスの閉店を思い出す。丁度そ…

×闇よ落ちるなかれのルールを読むが途中で挫折する

しばらく前から読んでいるが読みにくくて読み進まない。結局、全16ページ中の11ページまで来て挫折することにした。 とにかく、これはルールブックの英語ではない。具体的な例を挙げよう。スタッキング制限のところの説明で、各国軍隊のスタックについて…

HALさんと遊ぶ会で蒸気の時代:月マップを対戦プレイする

ゲームギャラリーのHALさんがやってくるというので遊ぶことに。 現在は入手難になっているという「蒸気の時代」の月マップをプレイすることになった。 「蒸気の時代」をプレイするのは、本体を一度やったきりなのでまだ二度目。最近は18xxをやれる環…

S&T235:コールドウォーバトルズを入手

234号と一緒に入手。 なんと往年のSPIの「モダンバトルズ」へのオマージュと思しき作りではないか?! シンプルなルール、特徴的な戦力差(比ではない)方式のCRT、現代戦のフルサイズゲームでは取り上げにくいマイナーな題材のカバーリング。 「フ…

×アマの碁ここが悪い:布石の要点を読む

タイトルがなかなか琴線を突くと思う。 ただ残念ながら内容はタイトルほどには琴線を突かない気がする。布石の要点を、構想、二鳥、急場、勢力、根拠、目標、包囲の7つにまとめて‥というのだが、必ずしも整然と説明できていないし、例題によっては複数の要…

○言の葉の樹を読む

2001年のローカス賞受賞作。 先日、1975年のローカス賞受賞作である「所有せざる人々」を読んでから間もないが、同じル・グインの受賞作。とは言え四半世紀の歳月を越えておりタッチは随分と変わったのが分かる。 率直に言って、「所有せざる人々」は…

娘とお留守番

先週の日曜はママがお出掛けしたので娘と二人でお留守番。 どんな生活をしていたのかメモを紐解くと‥、 朝 娘のお気に入りの日課の一つ絵カードを2セット(1セットは10枚)めくって見せてやる。絵本以上にお気に入りなのだ‥(^o^) その後、赤いピアノさん…

フォールオブローマの評価

一夜明けて冷静に考え直してみたが、最初に出てくる感想は「帝政ローマの混迷」の雰囲気は良く伝わってくると思った。帝政ローマ史に疎いので、こちらが思っている勝手なイメージと合っているというのが正しい表現かも知れないが‥(^_^; 昨日も書いた通りル…

ローマ帝国の苦悩を体感させてくれるが‥

世評が悪いので今までプレイしたことがなかったのだが、期待しないでプレイする分には世評ほど悪くはないように思った。ローマ帝国の苦悩が体感でできることは確かだ。 ただ、内憂外患のデパートの体を成しており、似たような用語の異なる概念が交錯していて…

フォールオブローマ:シナリオ2をソロプレイする

「闇よ落ちるなかれ」を入手したので、先ず予習のために昔のTACTICS付録の「フォールオブローマ」を取り出してきてソロプレイしてみた。 先ず復習だが、このゲームはSPIの古典で評判が非常に悪い。悪い最大の理由はオリジナルはエラーが多すぎて、…

共和制時代と帝政時代の題材としての違い

共和制時代のローマは成長過程にある一勢力であり、自分に比肩する、あるいはもっと強大な敵と戦って地位を築き上げていった。これらの戦いはウォーゲームの題材として面白いと思う。中でもカルタゴと雌雄を決したポエニ戦争は、古代史のもっとも名高く興味…

S&T234:闇よ落ちるなかれ!を入手

久しぶりにS&Tを買った。 しばらく前の234号。タイトルは、よく「ラスト」ダークネスフォールと間違われている、「レスト」ダークネスフォール。つまり、「闇よ落ちるなかれ!」。ハヤカワ文庫にあったディキャンプの小説のタイトルと同じ意だと思う。…

×ウィザードを読むが途中で挫折する

ジョン・ヴァーリイのガイア三部作の第二部。本国では1980年に発行され、日本では1994年に忘れられた頃に発行された。未だに日本では第三部は未訳。 今回、初日で上巻の半分過ぎ200ページほどまで読んだのだがドロップダウンすることにした。一日…

○未来視たちを読む

1986年にまとめられた大原まり子さんの未来史短編集。 シノハラのクローン3兄弟、タルス、ミスト、シンクの物語。物語はシンクが自分の心の中の優しさの部分に気付き、そしてそれを失い兄たちと同じ冷血のエスパーとなっていくまでを断片的なエピソード…

☆リメイクを読む

1996年のローカス賞ノヴェラ部門の受賞作。しかも、コニー・ウィリスと来ては読むしかないと入手した。 しかるに、その実体は!? 映画オタクが書いた映画小説、メインストーリーは単なるボーイミーツガール‥(@o@)/ この要約を事前に教えてもらっていた…

SGC例会:メンバーズオンリーを対戦プレイ

しばらく前に再入手したクニッツアの一昔前の作品。思えばこの頃のクニッツアは素晴らしかった。 メンバーズオンリーは、たくさん配られたカードの中の一枚だけを最後に握りつぶすことができ、それ以外の残りは全部プレイされて集計するというシステムの中で…

全体としての感想

プレイの方は、初期資金が大きいGさんが性能が良くて大きい船を買って取引の自由度を確保、旅客宇宙船系の自分は旅客船でも運べるスパイスに走るが彗星さんと取引がかぶってしまって仕入価格が上がって売値が下がって差益が縮んで苦しくなってしまった。Y…

SGC例会:スタートレーダーを対戦プレイ

と言う訳でショートタイムスタートレーダーを対戦プレイしてきた。 ゲーム内容については散々書いてきたので省略するが、今回のオリジナル改変の効果についてまとめ、最後に全体の感想を述べておきたい。 1:戦闘をなくした効果 戦闘がなくなったことで、他…

○ブラックホール惑星を読む

石原藤夫博士の惑星シリーズの3冊目。 実は発売当時に新刊で買ったのだが今頃になって読んでいる。奥付を見たら昭和54年。29年前の作品ということになる。隔世の感あり。 今回の目玉は秘書のミドリさんに、サルベージされてきたロボットアール、それと…

STSTプロジェクト:チャート変更、ボード変更

「スタートレーダー」の現物をお持ちの方ならお判りの通り、マップ上に様々なチャートが印刷されている。 今回は大幅にルールをいじってしまったので、不要のチャートがかなり発生、使うものも内容が変更になってそのままでは使えなくなってしまった‥(^_^; …

C3i19号を入手

久しぶりにGMTのC3iを購入した。 今ではこの冊子自体がプロジェクト500に挙がって投票対象になるようになり、定期発行のサポート誌ではなく、別売サプリの集合パックのような位置付けになっているように思う。 今号の目玉は、「ヒア・アイ・スタンド…

×ティーターンを読む

1980年のローカス賞SF長編部門の受賞作。 1982年に創元推理文庫から訳出された。ガイア三部作の頭ということで、完結してからまとめて読もうと思っていたのだが、本国では完結して久しいが一向に邦訳の出る気配はない。最近、ローカス賞受賞作をま…