茨城会:When Lions Sailedを対戦:第1ターン

今回は3人プレイで、YGさんがイギリス、提督さんがオランダ、筆者はスペインを担当。
イギリスは強力な艦隊を持っているが出遅れており、彼が何処へ向うかがゲームのストーリーを作ることになる。
アジアを独占し巨大な交易地を持つオランダ。勝利得点を今すぐ計算すれば圧勝と言う状況だ。しかし、問題点はオスマン帝国が立ちはだかる現状では、アジアの交易品を換金するには喜望峰を回って本国まで交易品を運び込まねばならないところだ。
スペインの中米植民地は距離が近く、比較的容易に換金できる。このゲームでは艦隊の移動力は都度2ダイスを振って決めるのだが、中米植民地だと、1回の移動で本国まで着くこともしばしばで中継港が要らず、なにより洋上で停止する必要がない。
洋上で停止すると何が困るかと言うと、このゲームでは各プレイヤーが1艦隊ずつ移動して順番を回していくので、他のプレイヤーの艦隊に洋上で捕捉されて攻撃を受けてしまうのだ。
かくて第1ターンの焦点は、オランダがアジア植民地から運んでくるお宝船を誰がインターセプトするかと言うことになった。
順番の綾だったのだが、オランダの下家が筆者だったので筆者がインターセプト。しかし、スペインの中古艦隊では仕留めきれず。続いてイギリス艦隊がインターセプトするも、ラウンド制の戦闘システムは毎ラウンドイニシアチブダイスを振り合い、引き分けると日没サスペンデッドになるルール。これで戦闘半ばで日没ドローに。
やれやれ生き延びたかと言うオランダプレイヤーに対して、筆者が手札の中から「強制パス」のキャンペーンカードをプレイして、もう1ターンアフリカ西の海洋上でお休みしていただく。しかし、既に強力なイギリス艦隊が同じマスにいるので、スペイン艦隊にチャンスはなく、結局、イギリス艦隊がアジアの交易品を手にロンドンへ凱旋することとなった。
第1ターンの戦果は、
スペイン:ヴェラクルーズ、アンティル 80TP
イギリス:ゴールドコースト、ジャワ 54TP
オランダ:レシフェ 41TP
となり、資金的にはスペインがリードしてゲームを滑り出すこととなった。
ちなみに、アンティルは、カリブ海にあった旧オランダ領のアンティル諸島レシフェはオランダの数少ない大西洋植民地で現在のブラジル北東部にあった。