茨城会:コルトエクスプレスを対戦プレイする

bqsfgame2015-03-24

「30年戦争」を19:30に打ち切ったので、もう少しだけゲームをして帰ることに。
M田さんに、新作「コルトエクスプレス」を教えてもらいました。
題材は、西部劇の列車強盗。プレイヤーは、それぞれ単独犯の列車強盗で、奪った金額を競い合います。
このゲームの最大のインパクトは、ゲームボードに当る列車のペーパークラフトです。非常に良く出来たペーパークラフトで、紙厚みでキッチリ嵌るように作られた結合部、遊びなくキッチリと組み上がる精密設計が見事です。紙質も良く、十分な強度が出るのには、誠文堂新光社ペーパークラフト本を愛読してきた身としては、称賛を惜しみません。このくらい出来の良いものはなかなか見られません。
で、機関車、人数分の客車を連結してマップにします。各車両のフロアと、屋根の上が行動範囲になります。で、客車で客を脅して金品を強奪し、あわよくば機関車に乗っている保安官が守っている現金を、保安官をおびき出して奪おうとします。加えて、ゲーム中にもっともたくさん射撃すると、ガンスリンガーの称号ボーナスが得られます。
ゲームシステムもイノベーションです。
多人数プロットなのですが、秘密裏ではなく、公開で各自が実行するアクションをラウンド順に共通の山札に積み上げていきます。ですから、1番プレイヤーが最初に何をするかを公開して積み、次に2番プレイヤーが最初に何をするか‥と続いていきます。ターンカードで規定されたラウンド数のプロットを全員が終ると、山札をひっくり返して最初から順に実行します。
これだけだと完全情報フルプロットで、記憶力が正確で、適切な手札が配られた人が勝つだけのゲームです。
で、いくつも工夫があります。まず、射撃カードで撃たれると、相手の弾丸カードを受け取ります。これは、自分の山札に加わり、非機能カードとしてデックを圧迫します。また、手札は6枚スタートなのですが、プロットする代わりに山札から3枚補充もできます。少ないアクション機会を補充に使うのは痛いですが、それでも適切なカードがない時は決断しなければなりません。
また、基本は公開プロットなのに、非公開になる場合があります。一つはターンカードで該当ラウンドがトンネルマークになっている時。この場合は、全員が裏向きにカードを積みます。ですから、後に公開になるまで、何が起こっているか判りません。加えて、ゴーストと言うキャラクターがいて、彼はターンの最初のカードを必ず非公開で積みます。また、同じマスにいる時に格闘で相手を殴ることに成功すると、任意の隣接マスに相手を吹き飛ばせます。これによって、相手のプロット予定を粉砕できます。
と言うことで、かなりの程度まで情報が判っているだけに、そこで判らなくなってしまうのか‥と言うのが良い味付けになっているフルプロットゲームです。
フルプロットゲームのイノベーションと言えば、「クシディット王国記」が最近もあったばかりですが、まだこんな方法があったのかと目から鱗が落ちるゲームです。
「クシディット王国記」が先を読んで駆け引きをするゲーマーズゲームだったのに対して、こちらは敷居が低くなっていてノンゲーマーの人とでも遊べるように感じました。その意味ではパーティーゲームの範囲に入っていて、家に一つあっても良い作品だと言う気がします。「クシディット王国記」は、ゲーム仲間に一つあれば良いですからね‥(^o^)
ちなみにプレイの方は、保安官の現金を奪ったSinymgさんが勝利。筆者は、掏摸のシャイアンだったのですが、掏摸を実行するための格闘カードを引かず、代わりに射ちまくってガンスリンガーになりましたが、首尾はさっぱりでした。