2月の新日本プロレスを見て思う

うーんと言う感じです。
1・4東京ドームをビッグイベントとして盛り上げるならば、そこで戴冠した王者にはそれなりの重みがあってしかるべきと思います。
ところが、2月にIWGP王者の棚橋、タッグ王者の柴田、後藤、NEVER王者の真壁とバタバタと陥落。これでは、1・4の勝者には権威がないという意義付けを団体自らしているようなものです。
特に、もう収束方向と思っていたバレットクラブが息を吹き返したのは意外でした。意外性と言う意味では良いですが、これからバレットクラブは何処へ行くのでしょうか? 過去2年間と違う展開がないと、何のための王座移動か判らなくなりかねません。
NEVER王座は、変な話しですが今の新日本では一番面白いでしょう。初防衛戦をインフルエンザで欠場する真壁には大いに失望しました。石井対本間が、肉弾戦系のベストバウトを信条とする二人らしく盛り上がったのが救いでしたが。にしても、本間にそろそろNEVER王座を取って欲しかったです。
とは言え、NEVER王座戴冠後、石井はベルトの価値を高めることに成功しており、石井がベルトを奪った元王者の内藤との相対比較で、内藤の残念振りが際立つばかりです。結局、1・4でも、AJSの巻き返しの踏み台にしかならなかったし、内藤は本気で海外修業に出て欲しいです。
柴田と後藤も、ようやくタイトルと思ったら初防衛戦でコケてしまい、どこへ向かうのやら。
唯一のメジャー団体のストーリーラインがこんなに混線しているのでは、プロレス人気復調は、まだまだ本格化しないのではないかと不安です。
今だからこそ言おう、頑張れ新日本プロレス