千葉会:真田軍記を対戦プレイする

真田丸完了記念です(笑)。
時間の都合もあり、今回は夏の陣シナリオを対戦しました。当方は大坂方を担当しました。
5時間ほどプレイして8ターン終了まで進んだ所で、後述の事情によりお開きにしました。
大坂方は、堺から岸和田城へ進む木村軍、龍田、郡山から秋山を伺った長曽我部軍、丸山から篠山へ進んだ後藤軍、茨木、高槻、淀を奪って伏見を伺った真田軍と四方へ進軍しました。
結果として前半戦は、大坂方が最大13VPまで進むこととなりました。本ゲームでは、徳川方は少なくとも20VP取らないと引き分けにもなりません。勝つためには50VPを取る必要があります。ですから、大坂方13VPからだと63VPも奪い返さないと勝てません。
ところが、徳川方が真田本隊を毎ターンのように敗走させて城を一つ奪い返しても、3VP/ターンくらいにしかなりません。ですので、残り12ターン、毎ターン3VP取っても36VPにしかならず、辛うじて引き分けにしかなりません。
結果として、徳川方は、サドンデス勝利条件である大阪城陥落を目指して、東国軍全体を巨大スタックにして膳所から伏見、淀、高槻、茨木、大坂へと進んできます。これはこれでゲームとして機能しており、この状態で西軍の動員が秀頼出陣に届くタイミング、そこからの大坂籠城による包囲戦の進展で勝敗が争われることになるという結論になりました。

では、一体、真田軍記って何を目指していたの?

ということで、結局は大坂方は史実通りの籠城へと追い込まれ、最後は包囲レベルチェックと、その結果としての落城チェックを延々と数ターンに渡って振り続けるということになります。秀頼が出陣してしまうと、包囲レベルが上がりにくいため、最後まで行っても包囲レベルは2くらいの感じです。そうすると、その範囲で包囲レベルが1の時に1を出せるか? 2の時に2以下を出せるかの運試しになってしまいます。
繰り返しますが、これはこれでゲームではあります。プレイバランスもそんなに一方的とも言えません。
ただ、そうなってしまうのだとしたら、東は三河、北は若狭、西は播磨までをカバーしているマップで、行動力チェックで強行軍やリアクションまでできるゲームシステムを使って、一体何をさせたかったのかという疑問は感じます。
大坂城籠城ではない、撃って出る機動戦の可能性を模索したかったのではないでしょうか。
結局、大坂城籠城という答えになってしまうのであれば、天王寺の戦いを戦術級で戦って家康の首を目指す「幸村外伝」の方がゲームとしてエキサイティングなのではないかという疑問を感じます。
そんなこともあって、最後のだらだらと続くことになりそうな大坂城包囲の所までプレイするのは避けて協議終了と言うことにしました。