シン関ヶ原をソロプレイする3

3回目になりました。
デックビルディング部分について、いろいろと考えさせられます。
1:上田城攻略について
東軍としては秀忠隊が上田城で足止めを食っている状況をどうするかです。離脱するだけなら、トラックを少し進めて、許容脱出数が出た分だけ離脱していくと言うのが現実的なのでしょうか。
しかし、上田城を攻略してしまうのであれば、上田城トラックを振り切る必要があります。両軍のデック枚数と手札枚数が同じくらいのままだと、秀忠のアクション数と真田のアクション数が同じなので、なかなか振り切れません。となると、東軍としては秀忠カードをどんどん回すためのデック圧縮を考える必要あります。今回はその路線でプレイして見ました。山内や堀は、参戦してくれたら早々にカードをデックから抜いてしまい、デックが太るのを防ぎます。西軍はどうしても中立大名をどんどん参戦させないと大阪から関ヶ原方面で戦力が足りないので、デック枚数は増えがち。そうなると、ゲーム後半に入った辺りで上田城トラックを振り切って、そこで上田城攻撃を実施すればステップ数が少ない真田を粉砕して南信濃エリアを獲得できます。
ただ、これをやると勝利条件でVPエリアが同点の場合のタイブレーカーで負けることになるので、VPでは確実に上回る必要があります。南信濃の出入り2点は大きいですが、西軍も伊賀、伊勢、さらには若狭などを奪ってくるので結構微妙な勝負になります。
2:関ヶ原決戦について
前述した通りVPエリア数が接戦状態になると、負けている方は乾坤一擲の大勝負を考えるようになります。特に東軍が劣勢の場合には、「狙うは三成の首、ただ一つ」ということに。秀忠が上田城を突破していれば、東海道を進む家康本隊と共に近江に突入すれば、三成本隊を撃破することは夢ではありません。
ただ、ゲーム終盤ともなれば、西軍も毛利、宇喜多、小早川など主力部隊が関ヶ原方面に集まることとなり、正に天下分け目の一大決戦となります。西軍には馬防柵があるので、家康を返り討ちにすることも可能性あります。
この両軍の大将が互いの首を狙って激突するクライマックスが、史実のシミュレーションになっているのかなと思うようになりました。

今回の結果

上記の路線を辿った結果、最終第7ターンに南近江にて両軍主力の大決戦となりました。宇喜多隊の増援、馬防柵の設置をタイミングよく実施できた西軍が天下分け目に勝利して史実を翻しました。
ただ、思ったのは、西軍はデック圧縮をしていないので、デック全体を2ターン掛かりで引いている感じになります。そうすると、最終ターンにタイミング良くベストのカードが手に集まるかどうかは運次第という感じがしました。
これをリスクと考えるのであれば、西軍も中盤を越えた所でデック圧縮して最終ターン決戦の準備をする必要があるのかなと思いました。
いずれにしても前提として、VPエリア数で先行して東軍に関ヶ原総攻撃を強いることが必要なので、摂津の増援部隊による関ヶ原以西の制圧を順調に進める必要ありと感じました。
カードゲームなのでドロー運に左右される部分が大きいのは止むを得ないのですが、それも含めてマネージメントを考えるべき所が少なからずあると感じました。なかなか良いゲームではないでしょうか‥(^o^)