いろいろと雑誌ゲームの長期懸案があり、その中でブライアンの「ネクストウォーレバノン」は、購入当時の意欲からして残しておくに忍びないと思っています。
「ネクストウォー」と聞くと、「ＧＭＴの難しいヤツですか？」と勘違いされがちですが違います。「モダーンウォー」の付録ゲームです。
そもそもレバノンに関する知識が乏しいので、にわか勉強しました。
首都はベイルートです。そう言えば、ベイルートというタイトルの付録ゲームもＳ＆Ｔにありましたね。持ってないですが。
レバノンは、イスラエルの北側で、西は地中海、他はシリアに囲まれています。
意外なことですが、キリスト教徒の国です。それを理由にフランスが保護国化し、その時に国境をシリア側に大幅に拡大しました。その結果、もともとシリア国民だった人が大勢いる状態になり、これが１９７５年に勃発したレバノン内戦の誘因となったそうです。フランスって、インドシナでもアルジェリアでも余計なことをしていますが、シリアでもそうだったんですね。
レバノン内戦と言いますが、シリアやイスラエルが介入したことから、第五次中東戦争と呼ぶ向きもあり、大規模な紛争となりました。
最終的には、シリアがレバノンを仕切る形になったようですが、イスラエルや、欧米諸国とのバランスは危うく、次の中東戦争の発火点候補の一つとして残っています。
そういう意味で、「ネクストウォーレバノン」なのですね。
なるほど。
