ウォークラフトをソロプレイ

bqsfgame2005-01-12

FFGのウォークラフトボードゲーム本体のみをソロプレイしてみた。拡張キットがクリスマス商戦で出て本体の難点を改善しているという評判なのだが、ちょっと時間が空いたのでルールを読んでシナリオ2のネクロマンサーの行進シナリオをプレイしてみた。
複雑目の生産ルールと、経験カードという要素を除けば、比較的オーソドックスなタイル系のマルチのファンタジー陣取りゲームだと思う。
この複雑目の生産ルールというところが少々曲者で、資源の枯渇のルールがギーク辺りでは問題視されているようだ。資源取得、これを投資して都市建設、その都市でユニットのトレーニング、それから展開、そして移動ということになるので、資源が最終的に軍事的な影響を持つまでの工程が長く少しスローな気がする。また、拡大再生産系なので先行者逃切りではという疑問も感じる。そのときに、枯渇でサイクルが切られると凄く痛いのではないかという気もする。
ことシナリオ2に関しては、召還というサイクルは早いが発展性がない経済システムを持つネクロマンサーと、標準ルールに基づいて展開は遅いが確実に拡大していく経済システムを持つ人間との対決で、小規模ながら面白いと思う。枯渇問題もこのシナリオは特別設定なのでない。
マルチでプレイしていないし、本体より評判の良い拡張キットを見て見てからの総合評価と言うことになるのだが、個人的にはまずまずのゲームではないかと思う。ただし、枯渇ルールは確かにこのままでは問題あるかも知れない。