テュロスのゲーム

「レッドクリスマス」で知られる(?)サンダーヘブンゲームズの「アレクサンダー・テュロス(Tyre)」1993は、ジップロックゲームとしては意外な程に立派なカラフルなコンポーネントと、本格派の陸海コンバインドのシステムで、いつかやってみなければと思っている一作。
なんで突然テュロスの話しになったかと言うと、最近一部で非常にブレークしているマーチン・ワラスのゲームに、ズバリ「テュロス(Tyros)」というのがあることが話題になったため。テュロスは航海民族だったフェニキア文明の一大貿易都市だが、こちらの「テュロス」はドイツゲームの交易系らしい。ワラスは近年かなり凝ったヒストリカルディティールのあるマルチを作っているので、これも一見してみたいものだ。
紛らわしいのはユーロゲームズから昨年「テュロス(Tyrus)」2004というゲームも出ていること。こちらは都市国家内部の勢力争いのアブストラクト的なゲームらしい。
テュロス(Tyre)」1978というSPIのゲームもあって、デザイナーはいまや押しも押されもしない大物になっているマーク・ハーマン。「アートオブシエージ」という大箱の攻囲戦クォードリの一作だった。
ということで、意外とメジャーなテュロスだったりするのだが、綴り表記がバラバラで、日本語名称でもチロスと書かれたりするなど、いざ調べようと思うと検索泣かせの題材でもあったりする。