シナリオＫはエリート部隊が二線級部隊を攻撃するパトロールシナリオライクのシナリオ。ただし、エリートと二線級なので、エリート側は４デックの間に二回相手を撃破しなければならず、エリート側は損害累積になっている。
アップフロントの部隊の特性の違いの表現は、主として捨て札能力の違いで表現されているのだが、これは秀逸だと思う。ユニットのパラメーターが少し違えてあるのなどより、よほど実感として優秀さや無能さが痛感される。捨て札能力が大きければ手札の回転は良く、苦境にあっても必要なカードを引き回してくるチャンスが大きくなる。逆もまた然りで、苦境に嵌まった時に抜け出せない二線級部隊の辛さをしみじみ感じる。
とは言え相対的な違いであり、ツキ次第では二線級部隊が金星を挙げることもある。今回のプレイではドイツのＳＳが無理をして前進してきたところを、イギリス軍もかくやと思われるソビエト二線級部隊の十字射撃が捉えて分隊崩壊に追い込んで２デック目で快勝した。
