○超音速勉強法を読む

bqsfgame2005-06-23

「今月の社長の4冊」にしばらく前に上がった本だが、本屋で見掛けず、ようやく読むことになった。文字が大きく読みやすくアッという間に終わる。
自己啓発本としては、出来の良い方。丁度、日経新聞わたしの履歴書で野村監督が書いているが非常に近いものがある。
要点は、目標を設定、目標実現のために必要なスキルを分解、各スキルごとに必要なトレーニングを考案して確実に実践‥というところが良く似ている。これをきちんとやっている人と、やらないまま日々を過ごしてしまう人とでは結局、大きな差がついて、それを負け組の人は、「天才」とか「才能」と呼んで自分が努力しなかったことを言い訳しているだけなのかも知れない。
既成の常識に逆らうような部分として、「勉強に集中してまわりの雑音は一切聞こえなくなる‥中略‥は一番避けるべき状態なのです」というのは面白い。
具体的なトレーニングとしては瞬間記憶を養うナンバープレート記憶、視野角を広げる八方目は面白い。速読法をやっていたが、その中の頭脳トレーニングにも似たようなものがある。今では体系化されているということか。
先輩の体験談は常に自分だったらどうするかとシミュレーションして聞いたというのも成程と思う。新しい分野を始めるときには、まずその分野で一番やさしいものから‥というのも成程と思う。先ず分野を俯瞰してしまう方が良いと言う意味で納得する。
本は綺麗なまま読むなというのは同感。ただ、4色ボールペンはかなり徹底しているなと思った。上には上の発想があるものだ。