東部戦線:シナリオ1:シニャウィノ高地をソロプレイ

bqsfgame2005-09-03

「東部戦線」をソロプレイしてみた。
久しぶりにルールを読んで思ったことは、「こんなにわかりにくかったっけ?」ということ。プレイ中にルールを参照すると、書いてあって欲しいところに書いてなくて違うところに書いてあるということが多くて泣かされた。コンセプト自体はプレイするとやはり面白いので経年劣化で良い思い出だけ残って、ルールブックの記述の悪さは忘れられていたのか‥(^_^;
とまれ、最初のプレイは学習用と割り切って仕切り直してもう一回。ところが、今度はイニシアチブのダイスがソビエトよりに偏る偏る‥(^_^; ドイツ8で始まるシナリオが7ターン開始時点まででソビエトのイニシアチブの回数の方がむしろ多くてドイツ9にまで逆進してしまった。
結果として、もっぱらソビエトイニシアチブの展開なので、攻撃しなければならないドイツは停滞、途中終了としてしまった。特に大きかったのが第3ターン。このターンにソビエトのT34の増援が入ってくる一方、第1ターンに盤端から入ったドイツ軍が盤中央の争点になる街に輸送隊形から戦闘隊形へ変換して取り付き始める。このときに、ドイツがイニシアチブなら隊形変換して取り付いてからT34が来るのだが、ソビエトがイニシアチブだと輸送隊形のドイツの歩兵・砲兵にT34が突入してくることになり、話しが全然違ってしまう‥(^_^; これほど極端でなくとも、最後のターンのイニシアチブが勝敗を決定的に左右したり、最後のターンを消化試合にしてしまったりすることのあるゲームで、運の要素が強いことは昔も経験済み。勝敗をスキルで争いたい向きには釈然としないこともあろうと思うが、戦術級ゲームは往々にしてこんなものなのでプレイ中のストップ射撃の妙味や、途中までのイニシアチブによる展開の行ったり来たりを楽しめれば意義は十分あると思う。
少し日を置いてから、今度はもっと戦車比率の高いシナリオでもやってみようかと思う。