戦略的な感想

ガリア側としては正攻法で脱出して勝つのは難しそうに思えた。ギャップ部とは言え、そこには河川があり、両側にランパートが迫っている。戦闘正面は狭く、両側からは矢が飛んでくる。敵に損害を与えることはできるが味方の損害はそれ以上に大きく、脱出部隊の撤退水準までの範囲で血路を切り開くことは単独ではできそうになかった。
しからばと外側からもギャップに迫ったのだが、こちらはさらに細い回廊を通ることになり、これもローマが2個目のレギオンをギャップ防衛に投入してくると、なかなか突破は難しいと思えた。
ガリアに勝機があるとすれば、ギャップのところで1個レギオン、包囲陣の未完部で2個レギオンを崩壊させられれば、後1個をどこかで撃破することかも知れない。そうだとすると、ローマが救援を引き抜いて薄くなったところをそれなりの勢力でフィルインしてランパートに攻め上がるというのもあるかも知れない。