総合的な感想

上述の「古代戦の雰囲気」という意味では申し分ない。それもSGBOHで良く見てきた野戦ではなく、古今稀に見る巨大な二重包囲戦アレシアをやっているという手ごたえが十二分にあった。ルール細部で通常のSGBOHと似て非なるところがあったり、アレシア固有の城砦まわりと、ガリアの部隊投入のルールが余分だったりして難易度的には通常のSGBOHより高い。しかし、それを乗り越えてプレイするに足る価値がある一作だと思う。
ゲームとしての切口やプレイの醍醐味が違うので、AHの「カエサル」とは今後も両立し得るゲームだと思う。どちらを選ぶかは戦略的決断を楽しみたいか、古代戦の包囲戦術や兵器を楽しみたいかで決めれば良いかと思う。