GBOH:TYRANT:AKRAGASをソロプレイ

bqsfgame2006-02-05

先日のSGCで「アレクサンダー・ザ・グレート」をプレイしたので、なんとなくGBOHの「GBOアレクサンダー」の箱を開けて見た。購入したまま入れてあったモジュール「TYRANT」を開けて見たら、意外なほどにバランスが良くプレイアブルなシナリオの宝庫なので吃驚!
改めてだが「TYRANT」は、BC480〜276というシリーズ中でも最古の部類に入るモジュールで、カルタゴシラクサの戦いである。そういう紛争があったと言うことは、この両者が結束したことでシチリア島の状況が変化して第一次ポエニ戦争へと繋がる経緯であるので知っているのだが、具体的な戦場の名前になるとさっぱりわからない。日本語で読める史料があるのかどうかもわからない‥(^_^; ちなみにGMTのアンシエントワールドの第2作「カルターゲ」のシナリオとして、タイラント・アガトクレスの時代を扱ったショートシナリオがあるというのだが、これが「タイラント」モジュールの後半のいくつかのシナリオに該当する。
先ずウォームアップにと思い、アクラガスの戦いを選んでプレイしてみた。BC406年。アレクサンダーが台頭する半世紀ほど前の戦いになる。平地に両軍が横隊に展開したところから激突する非常にオーソドックスなシナリオ。まだ、本格的なファランクスなどが発達する前で、カルタゴ側はアフリカ部族軽歩兵(リビア師団)やイベリア傭兵(これも軽歩兵)が主軸。対するシラクサも一応ダブルユニットの重歩兵ではあるがTCが5程度と打たれ弱いシラクサファランクスが主軸。
シラクサファランクスは曲がりなりにも重歩兵なので自分側のイニシアチブで敵にぶつかれば有利な戦闘修整で衝撃戦闘を解決できる。しかし、軽歩兵側のイニシアチブでぶつかると優位はさほどでもなくなり、むしろ数に勝るカルタゴ側が消耗戦では最後に笑う目もありそう。
結局のところ、どちらのイニシアチブで戦端が開かれるかの比重がかなり大きい感じだが今回はシラクサファランクスが先行してターン強奪にも成功して一気に突入して優勢を築き、最後までそのリードを守り広げて圧勝した。