GBOH:ALEXANDER:JAXARTESをソロプレイ

bqsfgame2006-02-06

本命の「アレクサンダー」からスキタイと戦うJAXARTES川の戦いをソロプレイした。BC329年。先日の「アレクサンダー・ザ・グレート」で実感されるが、大遠征の後半、そろそろ不毛の遠征という感じが強くなっている時期の戦いである。アレクサンダーの部隊が渡河しようとするところを水際で応戦されて苦戦すると言うシチュエーション。ところが、この水際で叩かれてもアレクサンダー側かなり有利と言う判断のシナリオ。
JAXARTES川は限られた浅瀬でしか渡ることが出来ず、しかも川に入るのに全移動力、出るのにまた全移動力+2ヒットという強烈な障害。その向こう側でスキタイの軽騎兵部隊が待っている。
今回のソロプレイではアレクサンダーが最初の4回のターン強奪の試み(70%の成功率)で3回失敗すると言うハードラック。結果として川の中でスキタイ騎兵の攻撃を受けてしまうという状況が多発し、マケドニア側の8回目の手番開始時に川を渡っているユニットがいないためのサドンデス負けとなってしまった。
もっともこれほどのアレクサンダー側の不運にも関わらずポイント的には39対30とスキタイは楽勝とは言いがたい。なにせ軽騎兵ばかりなので、武器修整で見劣りし、しかもTQも低いのだから川の中にいる敵を叩いても少し有利か下手をすると互角だったりする。アレクサンダーの部隊とスキタイの部隊の軍隊としての進化度の差を感じさせる。
ルール的にはJAXARTES川の特別ルールとSGBOHのルールの合間で不明点が多発。特にファランクスは縦隊でないと川を渡れないが、そこで攻撃を受けるとどうなるのかとか、川に入るのに全移動力だと川に隣接するのに1ターン、入るのに1ターン、出るのに1ターン、川向こうで普通に移動を開始するのは4ターン先になってしまって、いくらなんでも厳しすぎはしないかとかいろいろと気になった。
細かいことに目くじらを立てずに古代戦の雰囲気を味わうのであれば、SGBOHらしいプレイアビリティの良さで遊べると思う。
一つ不満を挙げるなら、アレクサンダーだけでもモジュールが「ディアドコイ」、「ファランクス」、「タイラント」と増えてユニットを探し出して並べるのが大変。下手をするとプレイしている時間よりセットアップしている時間の方が長くなってしまっている‥(^_^;