GBOH:ALEXANDER:HYDASPESをソロプレイ

bqsfgame2006-02-07

本命の「アレクサンダー」からもう一つ。インドと戦うHYDASPES。
BC326年、本体アレクサンダーのシナリオの中では年代的に最後のものになる。カッパドキア、エジプト、メソポタミア、スキタイと進んできたアレクサンダー遠征は、インドに入って終焉を迎える。
平原で両軍が横隊に展開したところからヨーイドンで始まるオーソドックスなシナリオで、規模は中程度。ただ、インド軍は非常に特殊な構成で、第一線正面はズラリと並ぶ象である。象が初期衝撃部隊として前面に並んでいることは多いが、大抵はその後ろに主力の歩兵がいる。インド軍も第二線に軽歩兵がズラリと並んで入るのだが、どう見ても主力は象の方。その両翼にチャリオットが並んでいる。対するマケドニア軍は右翼が騎兵部隊、中央から左翼に掛けてお馴染みのファランクスである。
実際にプレイすると判るのだが、これはさっぱり噛合わない部隊構成。象は騎兵に強いがファランクスには弱い。そこで、主力なはずの象は騎兵に向かって突撃することになる。騎兵は象は全くの苦手なので戦闘前退却も使って逃げる展開になる。
一方、象とファランクスも問題で、実はこの組合せはどちらから攻撃してもマイナス武器修整が付くという組合せ。そこで、普通ならファランクス側も仕掛けたくないのだが、騎兵を攻められては叶わないので仕方なくファランクスで象に向かうことになる。これにチャリオットが側面から突っ込んできてと言ったところか。
時間の都合で途中までしかプレイできなかったのだが、象やチャリオットはTQに関わらず2ポイントにしかならないので、象が壊滅したにも関わらずポイント計算するとマケドニア騎兵の方が痛くて38対34でインドが微差でリードという見た目と噛合わない結果が出てきた。
象は暴走しやすくTQほどの使い応えがないので通常は2ポイント評価で良いと思うのだが、象が緒戦の賑やかしでなく主力になってしまうとどうも奇妙な感じである。この後はマケドニアの残存重歩兵とインドの軽歩兵の戦いなのでマケドニアが最終的には巻き返していくのかという気がするが‥。
脇役のはずの象が主役になると、どうも妙な感じがする奇妙なシナリオ。プレイアビリティもプレイバランスもどちらかと言えば良いのだが‥(^o^)?
写真は最初にインド象が一斉に突進してきたところ、前に出ているマケドニア右翼の騎兵が接敵している。