ニカラグアのルールを読む

bqsfgame2006-05-12

「サンダーズエッジ」騒動が終わったので、中断していたそれ以外のゲームの作業を再開。取り合えずミランダの「ニカラグア」のルールを読み終えた。
画像を見るとわかるが、かなり縮尺の小さいエリア式のマップのゲーム。季節単位のターンで、抽象的に戦闘や政治、外交活動を扱う内容になっている。エリアごとに社会構成層がマークで表示されていて、構成層ごとの動向を記録するようになっている。
海外勢力の干渉要素として米ソに加えラテンアメリカ近隣諸国があり、それぞれトラックで扱われていて本格的に介入してくるとユニットも登場する。
通常のウォーゲームにはない政治行動や外交行動のルールが多いのだが、似て非なる処理をするので読んでいるとリピーティティブで少々イヤになる。その一方で差異があるので飛ばすわけにも行かない。ここらへんはスマートなプレイエイドにまとめてしまえばスッキリすると思うのだが、そこらへんは古いゲームなので行き届いていない。
ギークのコメントで、優勢な側がますます優勢になるシステムなのでプレイには妙味がない‥というのがあったが読んだ感じでは確かにそんな気もする。その一方で、現代の限定地域紛争に対するミランダの問題意識が良く見えるので、一度はやってみてそれぞれの要素がどういう位置付けになっていて、どんな相互作用を持っているのか少しでいいから試してみたい気もする。
ただ試そうとするなら上記のプレイエイド的なまとめはしておかないとルールブックを参照する作業で足を取られて進まなくなりそう。個人的には二度以上プレイしそうにないゲームにプレイエイド作りまでするのは嬉しくないのだがどうしたものか‥(^_^;