レトロ:ASL:シナリオAをソロプレイ

bqsfgame2006-06-12

旧SLのシナリオ1をASL版にアレンジしてジェネラルに発表されたシナリオ。後にASLクラシックに再録された。
このシナリオは世界でもっともプレイされたウォーゲームとも言われている。どのヘクスからどのヘクスに射線が通るか暗記してる人もいるだろう‥(^_^;
プレイした感想として、レトロ化によって手順は素っ気ないほどに簡素になっておりプレイのスピードアップは図られているように思った。もっともシナリオの規模が小さく旧SLのシステムでプレイしても1時間ほどのシナリオなので恩恵はそれほど感じない。もっと規模の大きいシナリオをプレイした時にこそレトロ化の真価は問われよう。
ルールにはやはり不明点が出てきて狂暴兵は発生と解消は分かるのだが実際の運用上はどう扱うのか不透明。その場の決めとして、
1)ヘジテーションしない
2)ASLの狂暴兵マーカーを使用するのでモラル10扱い
3)レトロなので危険な移動による被射撃時の修整はない
ということにしてしまった。現実的な解釈ではあろうかと思う。
プレイしていてレトロならではの手順の差と、独自の射撃テーブルの違いには少々戸惑った。これはレトロを少しプレイしつけないとスムーズにならないかも知れない。旧SLのシーケンスが念仏のようにスラスラと唱えられる人間には記憶をリセットするのは少々時間が掛かりそう。
あとシナリオAでは建物の支配権を争うのだが、この周りのルールの定義がない。もっともこれはレトロには、実は実効のある隠蔽や隠匿ルールが一切ないという事情があって、そもそもASLで定義された掃討の概念が必要ないということとも絡んでくる。この辺りは議論のネタの一つなので改めて。