私の履歴書に小松左京先生

日本沈没」の再映画化ということもあり、日本SF界の大御所、小松左京先生が登場している。当年、75歳。そうか自分も年を取っているはずだ‥(^_^;
少年時代、戦争、京大時代、戦後と進んできているが、生来の明るさとユーモアのセンスと言うのを感じさせられる。これを読んでいくと、「日本アパッチ族」や「明日泥棒」のようなコミカルな関西センスの作品こそが小松作品のメインストリームなのかと改めて思わされる。そして、手塚治虫さんの強い影響を受けたことがわかる。海外SFの影響を受け、さらに日本でSFが台頭し多くの他の日本作家と共に隆盛時代を作る話しへと続いていくのではないかと思うが、ここらへんは後形成の部分なのかと思う。そういう意味では「日本沈没」のような作品ももっと後年に形成された部分なのだろう。この先も楽しみ。