フォーザピープル1862年シナリオをソロプレイ

bqsfgame2006-09-30

試しにソロプレイしてみた。2000年版からの変更点ルールは、カードデックの入替え以外の部分はこのシナリオでは全くと言って良いほど影響しないだろう。
いつもは1861年から始めるのだが、本格的な戦闘がすぐに始まる62年シナリオで始めてみた。
62年春、ジョー・ジョンストンの北ヴァージニア軍がワシントンに向け前進、しかしデフェンスでは一定の能力を示すマクレランにマナッサスで敗北した。余勢を買ったマクレランはフレデリクスバーグへと進んだが、此処では攻撃能力の不足を露呈して敗北した。
62年夏、大増援を得たマクレランは再び進軍しようとするが大敗。南軍はジョンストンでは攻勢の成功は困難と見てボビー・リーを抜擢。さらにマクレランがワシントンの予備兵力と合流しようとするところをインタラプトして一気に背後から襲い掛かる。フレデリクスバーグではマクレランは間一髪戦闘前後退するがマナッサスで再び両軍は大決戦となる。マクレランも良く善戦し、5*/5という激しい消耗戦の末、マクレランはワシントンへ向けて後退した。北軍ではマクドウェルが、南軍ではスチュアートが戦死する激闘だった。
戦力が半分以下になってしまった北ヴァージニア軍を睨んで、マクレランはワシントンの予備兵力を率いてすかさず反撃に出る。「お、やればできるじゃないか、マクレラン!」という感じだが、実はこのターンは7枚のドローの内、3枚の戦略値3のOCと「リッチモンドへ進撃」があり、なんとマクレランが攻勢に出られるカードが4枚もあるというラッキードロー。マクレランの反撃の威力を見極めたリーは戦闘前後退を試行するが、マナッサスでは回避できたもののフレデリクスバーグで捕捉されてしまう。再び激しい戦闘となり3*/3の中規模戦闘ではもっとも深刻な消耗合戦となり北ヴァージニア軍は雲散霧消してしまった。北軍マクドウェルに続いてバーンサイドも失った。しかし、リッチモンドポトマック軍の間には既に障害物はなく、南軍は西部からテネシー軍を展開するも間に合わなかった。マクレランは史実とは打って変わった徹底した攻勢意図によりリッチモンドを陥落させ、此処に北ヴァージニア軍崩壊、首都陥落、リッチモンド集積所破壊の得点が積み重なって南軍は一挙に敗勢に。
しかし、南軍のテネシー軍はこれを見てリッチモンド救援から、目標をワシントンに転換。ワシントン要塞により渡河ができないため補給切れも厭わずフレデリックへ一旦北方迂回してワシントンを襲った。勝利する確率はある戦いで、もし勝利できれば両軍の首都陥落で相殺して秋へと戦況を繋げたのだが、ダイス目の運がなく乾坤一擲の大勝負は痛み分けとなり南軍はフレデリックへと引き返すこととなった。
この時点で北軍117点に対して南軍は70点しかなくなっており、62年シナリオは北軍の25点リードで決着なので南軍の投了となった。