SGC例会:レベルレールズを対戦プレイ

bqsfgame2006-10-23

ここ1ヶ月ほど南北戦争がマイブームで続いている。キッカケは「フォーザピープル2006年版」からだが、「アンティータム」、「ストーンウォールインザヴァレー」と来て、今度は「レベルレイルズ」である。
南北戦争ゲームではあるが、ウォーゲームではない。なんと鉄道ゲームである。南北戦争の時の南部の鉄道網を舞台にした鉄道ゲームで、戦争の進展と共に鉄道網が荒廃していく中をプレイして利益を求めていく。ゲームシステムの仕組には見るべきところがあり、題材の雰囲気は良く出ているので別にレビューを書こうかと思っている。
取りあえず昨日のプレイの方だが、彗星さん、Oさんと3人プレイ。序盤は、なんじゃこりゃという印象だったのだが、中盤以降は荒廃の中でもそれなりに稼ぎが出ることが見えてきて結構白熱した。ただ、終盤になってシャーマンの海への進撃が始まると、破滅的な状況が現出するので愕然としてしまう。わたし自身はマクレランのファンでどちらかと言うと北軍乗りなのだが、それでも南部の鉄道網を担っている立場でゲームをプレイしていると、海への進撃の直撃を受けると思わず絶叫してしまう。「リメンバー、アトランタ!」、「南部はシャーマンを決して許さない!」。
ブリスターパックの鉄道ゲームという見掛けとは正反対の重厚なヒストリカルシミュレーションゲームのプレイ感がそこにはあった。戦争ゲームだけが歴史シミュレーションじゃないんだ‥と改めて痛感する。単なるウォーゲームファンではなく南北戦争史に興味のある人なら一度やって見ても良いのではないかと思う。ゲームとしての完成度が高いとは言えないが、歴史の一側面を浮き彫りにしていると言う価値は間違いなくある。
勝敗の方は原点$25に対して、$47でトップ、ただし$45のOさんは終盤をきちんと計算してムダ使いしていなければ$50は行っていただろう。彗星さんは$37だったかな?
率直に言って荒廃していく鉄道網という鉄道ゲームとしては異常なシチュエーションの中、儲かりそうな気がしないのだが積極投資をしたOさんが勝利したことで、火事場にも儲け話しはちゃんとあるのだと思ってしまった。意外な結果だった。