感想

読んでいないものも多いのだが、読んだものの範囲では納得性が割りと高いように思う。「神々自身」、「宇宙のランデブー」、「終わりなき戦い」、「ファウンデーションの彼方へ」など懐かしい顔ぶれ。
70年代の女流作家ブームの中で、ル・グインは別格として「鳥の歌いまは絶え」、「夢の蛇」、「雪の女王」など、それぞれの作者の代表作が入っているのも意図してやっている訳では無論ないのだが、結果としては良いラインナップになっていると思う。「ゲイトウェイ」と「ティーターン」は、いずれもこれを頭にしたシリーズになっていて、シリーズ完結してからまとめて読もうなどと思っている内にそのままになっている。特に後者は三部作の最後だけ訳出されないままになっていて悲しい‥(;_;)
80年代はSFから遠ざかってあまり読んでいなくて、特にブリンが3回入っているのに読んだことがないのは埋めなければならない穴だと自覚している。
90年代では、ヴォルコシガン年代記は個人的には波長が合わなかったので、この部分だけはローカス賞でもいただけないという気がしている。ハイペリオン4部作が3つ、コニー・ウィリスが3つ入っているが、ここらへんが納得できる理由。
KSロビンスンと、Nスティーブンスも2回ずつ入っている。ここらへんも実力者だという気がするのでなるほどと思う。