処分候補のソロプレイ評価の第三弾が「ヘクセンタンツ」。
メモリー系スゴロクという意味では「サーガランド」と同じジャンルと言って良いかと思う。ゲームとしてはインドのスゴロク、パチーシを多人数でブラインドでやっていると言えば良いと思う。スタートにコマがあると必ず発進させなければならないので、あっという間にコース上に魔女がひしめき合うようになっている。コレに他のコマのあるマスに入ると相手のコマを７マス後退させるというルールが輪を掛けて、アッという間にどれが誰のものやら分からなくなってしまう。
他人のコマを自分のゴールに入れようとするとお手つきで相手のゴール直前に置き直すルールがあるので、やがて渾沌の中でもゴールする魔女が現れてコマは減り始めて自体は落ち着いてくる。問題は最後の王手が掛かったところで、その最後の一個の居場所がバレてしまうと少々展開が悪くなる。
とは言え、場がどんどん変化するという点で「サーガランド」より好きで、特に黒いコマがずらりと輪になって踊る様子は確かにワルプルギスの夜の魔女の踊りという題材にふさわしいと思う。あまり知名度がないが、このゲームは今でも通用するメモリー系スゴロクだと思う。残留決定。
