成果と反省

南軍のヴァンドーン&ジャクソン戦略が改めて非常に有力であることを感じる一方で、これまでの研究の成果の集積として北軍でなんとかこれを受け切ってグラントの登場から反攻に転じるところまで進むことができたのは大きな成果だったと思う。個人的には非常に満足している。南軍の自在な機動にはプレイ中、何度も痺れたが、紙一重で受けきった‥(^_^;
その一方で、北軍の反転攻勢は反省だらけだった。南軍としての攻撃戦略と北軍の攻撃戦略は別のスキームがいることがわかった。ただ、これまでは南軍の序盤の攻勢の研究で一杯で、北軍が受け切って反転攻勢するところまで局面がもたなかったので全く研究不足だった。
なぜ両軍の攻勢のスキームが違うかといえば、攻勢に出るときの自軍のアドバンテージが違うからである。
●南軍の初期攻勢の資源
機動の自由度の圧倒的な高さ
優秀な指揮官による戦闘修整の圧倒的な有利
▲南軍の懸念点
兵員補充力の不足
北軍の反転攻勢の資源
圧倒的な兵員補充力の有利
北軍の懸念点
グラント登場で機動回数は同等になっても1軍しか1で機動できないので自由度は依然として南軍より劣る
グラントの軍は南軍に対して戦闘修整で一定の水準に達したが依然として劣勢は否めない

上述のようにまとめてみると、持てる資源が違うのだから両者の攻勢は自ずと違うスキームにならざるを得ないことが良く分かる。ところが、北軍の攻勢スキームについて全く準備ができていなかった。この点はさらに研究していく余地があると思った。
とまれ、非常に充実した面白いプレイができ、新年早々満足のいくゲーム体験ができたと思う。
ちなみにプレイタイムは9ターンまでで8時間強と言ったところ。非常に深刻で重要な決断が相次ぐ展開となり、両者とも慣れているにも関わらず時間はかなり掛かった。終わりまでプレイすると、やはり12時間は欲しいところだろうか。