剣嵐の大地2を読む:ネタバレ注意

bqsfgame2007-04-06

28:サンサは突然ティリオンとの婚礼を言い渡される。二人の婚礼は執り行われたが床入りは果たされなかった。
29:ストーニィセプトのアリアは、ドンダリオンのならず者たちと共にいたがそこにラニスターのものが捕われたという報せが入った。アリアはジェイムかと思ったが、そうではなかった。
30:野生人たちの先遣隊と共に行動するジョンは、壁をついに乗り越えることとなった。それは犠牲を伴う苦行ではあったが果たされ、野性人たちは壁を越えたのだった。
31:右腕を切り落とされたジェイムは、山羊親父ことヴァーゴ・ホウトの元へと引き出される。彼はタイウィン公から身代金を搾り取るためにジェイムを使おうと考えていた。
32:大蔵大臣となったティリオンは様々な雑用に苛まれていた、王の婚礼の楽師の座を巡る陳情、七十七皿の料理の準備、タイウィン公が王に用意したヴァレリア鋼の二振りの剣の吟味、そして金策。鴉から北の危機を伝え聞くが、ラニスターはこれを北の王僭称者たちへの圧力と思いこそすれ、北へ兵を送ったりすることはなかった。
33:サムウェルたちナイトウオッチは、クラスターの家に休息を求めていた。しかし、クラスターの分け与えたものに不満を抱くものたちは、いさかいを起こしクラスターを殺してしまう。騒ぎは拡大し、熊親父のモーモントも倒れ、サムはクラスターの妻の一人ジリとその赤子を連れて壁に向って絶望的な旅を続けることとなる。
34:ドンダリオンたちが捕らえたのはハウンドだった。ドンダリオンはハウンドへの裁きとして彼との決闘を行う。ドンダリオン優勢な決闘は、最後の捨て身のハウンドの攻撃を受け流したはずの剣が折れてハウンドの勝利に終わる。ところが致命傷を負ったはずのドンダリオンは‥。
35:ケイトリンの父ホスター・タリーがついに亡くなった。その葬儀の死者としてウォルダー・フレイ遅参公からの使者がやってきて、ロブの謝罪と、ケイトリンの弟エドミュアとロザリンの婚儀を条件に和解することを提案した。
36:ダヴォスは牢から呼び出される。アクセル公はダヴォスに彼を手に推薦せよと圧力を掛けるが、実際にスタンニスが手に指名したのはダヴォスだった。メリサンドルはロバート王の私生児の血を吸った蛭を使って、ジョフリー、シオン、ロブスタークの三人の王位僭称者に呪いを掛けた。
37:とまれ一時の宿を得たジェイムとブリエンヌ、ジェイムはキングスレイの真相をブリエンヌに明かした。エリス王はロバートに渡すくらいなら王都を燐火で焼き尽くすつもりでいた。それを止めたのはジェイムだったのだ。
38:ティリオンは、キングスランディングにドーンのドラン・マーテルの一族を迎えることになった。ティレル家と確執のあるマーテルの入城は王都に新たな不和をもたらした。
39:ドンダリオン一向はアリアを連れて移動していたが、決闘で自由を勝ち取ったはずのハウンドが後を着いて来ているのだった。
40:ブランたちは壁に近いブランドンの贈り物までやってきていた。ブランが昔聞いた物語の通りの土地で、彼らが見つからないように夜を越そうとしていると、そこに何者とも知れぬ一団が接近してきた。
41:壁の南側を移動するジョンと野生人たちの一向はブランドンの贈り物で野営しようとしたところ人の気配を察知した。一人の老人を発見するが、その始末を巡ってジョンは野生人と対立、ダイアウルフの乱入もあって結局、何人かを切り捨てて馬に乗って逃げることになる。
42:奴隷都市ユンカイでは、デーナリスの無垢軍団らを待ち受けて嵐鴉軍団と次男軍団という庸兵も雇って待ち構えていた。デーナリスは交渉し、傭兵たちには寝返りを打診し、ユンカイには和睦を打診する。しかし、その回答期限の前に夜襲を掛けようとするのだった。すると、三人のリーダーに率いられていた嵐鴉軍団のダーリオ・ナハリオが他の二人のリーダーの首を持って寝返ってきたのだ。かくて、ユンカイは呆気なく屈し、次郎軍団の司令官メロは逃走した。
43:光の主に仕えたソロスは、火の中に時折だが未来が見えると言う。ドンダリオンは既に6回の致命傷を負ったが、主の加護で甦ったのだと言う。ソロスはアリアに、彼らの理想のためには資金が入り、アリアの身を金に変えるつもりだと言った。アリアはこの一行から逃げ出そうとするが、その結果、後を追ってきていたハウンドに捕まってしまう。
44:ジェイムはキングスランディングへと旅立つことになったが、ブリエンヌはヴァーゴホウトが別途彼女の身代金をもらい受けるために留め置くことにした。しかし、ジェイムは一旦、引き返してブリエンヌの窮地を救い、自らのキングスランディングへの旅路に同道させるのだった。
45:ケイトリンとロブとエドミュアらはフレイ公の元へ謝罪と婚礼のために赴いていた。そこへ鉄諸島人たちの状況悪化の報が入り、ロブは婚礼を終えた後はネックへと進撃し北を取り返す作戦を立て始める。
46:ジリと子供を連れて壁を目指すサムウェルだが、かつての友人であるスモールポールらの異形人に変わり果てた姿に襲われる。間一髪、彼は謎の黒衣のブラザーに助けられた。
47:アリアはハウンドに連れられて急流を渡って旅をしていた。彼女はキングスランディングに向っていると思っていたが、ハウンドは意外なことに彼らはトライデント川を渡って北へ旅していると告げる。
48:ジョンはブラックキャッスルに辿り着くことができたが、壁の外の王の接近を知らせても黒衣のブラザーには備えるだけの戦力すら満足にいないのが実状だった。
49:フレイの双子城に着いたスターク一向はロズリンが意外にも美人であり、歓待も期待を上回ることに安堵し、北への奪回作戦を詰めていた。
50:アリアとクレゲインは、双子城の婚礼に品物を運んできたと装い城下についに入る。クレゲインはロブにアリアを渡して騎士として仕えようというのだが‥。
51:双子城の婚礼は、突如として殺戮の場と化し、ロブ・スターク、ケイトリン、スタークの忠臣たちは皆フレイの背信に合って討ち果たされてしまった。
52:異常を察知したハウンドは双子城からの脱出を試みるがアリアは絶望的に自分の家族たちを救おうと逆方向へ走った。
53:キングスランディングに双子城の結果が伝わり、ジョフリーはロブの首を持って来いと無理な要求をする。タイウィン公は、ジョフリーの我侭に手を焼き始める。ティリオンとジョフリーの軋轢は高まり始める。
54:メリサンドルの蛭の呪いの内の二人の死がスタンニス王の下にも届き、石のドラゴンを復活させるためロバート王の私生児を捧げるべくアクセルらは圧力を掛ける。しかし、まだ一人の呪いが果たされておらず、ダヴォスの冷静な意見がまだスタンニスを押し留めることができていた。
55:ジョン率いるブラックキャッスルに野生人の先遣隊が攻撃を掛けてきた。彼はこれを迎撃することに成功するが、相手の中に死にかけたイグリッテを見つけたのだった。