ピーターセンのヘクスプレイシリーズ再考

こうして考えてみると、実は彼のヘクスプレイシリーズは、三作品ともそれなりに毛色が違うことが明らかになってくる。いずれも武力衝突があるマルチなのだが、TIはその武力衝突がメインのウォーゲームであるのに対して、バトルミストはアドベンチャーの要素を取り込んでいる。そして、最後のサンダーズエッジは、武力闘争は政治的影響力確保の手段であるという実は政治ゲームなのかも知れない。
このサンダーズエッジは政治ゲームではないかというのは、SGCのYOKさんの指摘するところであり、鋭い洞察だと思う。
TIがすっかりメジャーになったが、今だからこそ改めてサンダーズエッジの魅力がもっと世に知られても良いのではないかとも思ったりする。
そう言えばもう一つのバトルミストも久しくやっていないが、拡張セイルオブウォーを入れると本体単独より良いという評価をBGGでは見かけるので一度やってみたい気もしてきた。