秘密目標と、順次公開目標の問題

経験者ばかりのプレイでは、互いに牽制し合うので見えている公開目標の範囲で突出して勝利するのは難しいというのが痛感された。
そうなると重要なのが秘密目標や、新たにめくられてくる順次公開目標、その中でもとりわけ終盤のフェイズ2の目標ということになってくるのが良く分かった。そして、経験者ばかりだと、行動から他人の秘密目標を推察したり、めくられてくる確率のある今後の公開目標を睨んで聴牌を広げたりというプレイが行われ、秘匿情報やランダムさも含めたマネージメントがされることがわかった。
率直に言って、此処まで達すると、その様々な要素を踏まえたマネージメントは他のゲームにはない面白さを産んでいると思う。
しかしながら、結局のところ、そこまで踏まえて最後は最初に配られた秘密目標が達成しやすいかどうかの運と、めくられてくるフェイズ2の公開目標が自分に達成の容易なもの、あるいは場合によっては達成できているものかどうかの運に、非常に決定的に最後の勝敗が支配されているゲームになっているように感じた。
運に一定程度支配されるのはゲームとして普通のことなのだが、このゲームの場合には掛かる労力と時間が大きいので、「これだけ時間を掛けてプレイした結果が、最後は目標カードの山からの決定的な一枚のランダムな引きなのかぁ‥」という気がしたのは事実だ。
そんなこんなで、局面の流動性が極めて高く、初期設定の比重が低く、プレイの中での中盤での自身の行動による責任比重が高そうな「サンダーズエッジ」と比べて、やはり「TI3+SE」は1ランク下かと思い直したりしているところ。
また改めて「サンダーズエッジ」をプレイして確認していきたいと思う。