18VAをソロプレイ

bqsfgame2007-06-23

3人ゲームとして優れているというBGGの情報もあり、3人想定でのソロプレイをしてみた。
最初のプライベートカンパニーの競りのときに、B&Oの親株券も競売に掛けるようになっている。B&Oだけは最初から10株会社として創業することになるが、他の企業は5株会社として創業。いずれにせよ親株券が購入された時点で営業を開始するようになっている。
B&Oは北部へと通じる盤端に近い良い立地を持ち収益性が高い。そうするとB&Oが強く見えるのだが、最初から10株会社なので配当が薄まってしまうので、必ずしもB&Oの社長ばかりがウハウハということでもない。
このゲームの最大の特徴は、盤端接続のところにあり、北部と南部は盤外都市扱い。此処にトークンを置いた鉄道会社は盤外収入が倍になる。西部は炭鉱地域で、此処には貨物列車しか乗り入れることができない。トークンを置くことで、通常の営業収入とは別に、運行用の石炭を自給できるボーナスが会社に必ず入るようになる。これがあると株式が完売している状態で全配当しても石炭ボーナスが会社に入るので次の列車を買う資金の算段が付くようになる。東部は港湾地域で、此処にトークンを置くと港湾ボーナスがもらえるようになる。貨物列車の場合には港湾ボーナスを含んだ盤端都市価値が倍にカウントされるようになっている。
結果として、会社は盤端に早くトークンを置きたいということになる。このときに5株会社だと創業駅以外にトークンを1個しか置けないので、早く増資して余分のトークンを手に入れたいということになる。また、どこにトークンを置いたかで、旅客列車を持ちたいか、貨物列車を持ちたいかが決まり、そうした車両を持つと、さらにそうした特殊化した路線配置を志向するようになっている。
結果として良くこのゲームの紹介文で見る旅客列車は南北に、貨物列車は東西に走るようになっている。このため、各社の線路が中央部で交差することになり、この領域のトークン置きと、線路配置が五月蝿いことになる。
ゲーム展開は18FLと比較するとゆっくりとしているが、1830や18EUと比較すればずっと早く、中程度の18xxゲームと言う評判通り。特殊な盤端と2種類の列車が織り成す綾が面白く、少し変わったテイストのあるプレイしやすい18xxだと思う。