マイナー州を遊説する意義

大統領選挙ゲームをいずれでもプレイすればすぐに気付くのは、ニューヨーク、カリフォルニア、テキサスなどの大票田の影響力が大きく、一方、非常にマイナーな州は10個くらいまとめないと匹敵する規模にならない。結果として、大票田ばかりに両軍の作戦が集中してしまいがちになる。
特にカードドリブンでカードを交互にプレイしていると、大票田での応酬に終始しがちになるのではないかという懸念を感じる。これは実際その通りなのだが、これを緩和するための工夫がある。それが、地域モーメンタムカードで、これはその地域で自陣営がリードしている州数が多いときにプレイでき、そうするとその州の中立な州を一斉に自陣営に引き込めるというものだ。州数で議論するのでマイナーな州を2個もっている方が大票田を1個持っているより本件に関しては価値が高い訳だ。相手がマイナーな州を遊説しだしたら、その地域でこのドミノ効果なカードを使う準備をしていると疑うのだろう。対策としてはこちらもマイナー州を遊説して、州数でのリードを許さなければ良いわけだ。かくてマイナー州にも遊説が入ることになる。なるほど。