一之江ゲーム会:18scanを対戦プレイ

bqsfgame2007-11-08

はちさん、NAOさんと3人でのプレイ。対戦は初めて。
先ずいきなり評価だが、18scanはショート系18の傑作だと思った。入門者向けとは言えないが、3時間で終わる中級18として十分な醍醐味を持っていると思った。
18scanはプライベート3社、マイナー3社からスタートし、これに企業が順次オープンして加わる。そして、フェイズ5になると起動する国営企業がマイナー3社が合併する形で登場してくる。短時間系でありながら、マイナーがちまちま線路を引く時代、諸企業が登場して発展する時代、国営企業の登場と時代の移り変わりがあるのが先ず素晴らしい。
合併型の国営企業が登場するゲームをプレイするのは、18GLに続いてまだ二度目だが、このタイプのゲーム特有のテクニックや企業評価鑑識眼がまだまだ身についていないので考えにくかった。フェイズ5まで起動しないので急ぐ必要がないと思っていたのだが、はちさんが社長権を購入、これにNAOさんが応戦することになり、結果として資金調達のために既存企業の株が売られることになった。そのため、優良既存企業が乗っ取り可能になり会社の所有権がガラガラと動く展開となった。はちさんの会社を乗っ取り成功したかと思ったが、逆に別の会社を乗っ取り返され、その次のストックラウンドではその会社が魚雷としてNAOさんに向けて発射され、そうなってみるとNAOさんが持っているより自分が持っていた方がシナジーがあるので、わたしがまた乗っ取り返すという展開だった。
こんなに荒れたセッションは久しぶり。流動化が一旦進むと不安定なままゲームが展開するのでいろいろ起こるというのが判って、これはこれで興味深かった。
結局、会社の帰趨が見えた時点ではちさんの優勢が確定したため協議終了。集合が少し遅れて13:30くらいにスタートし、インストから初めて感想戦と片付けまで終えて16:00終了だった。
国営企業が速く出る展開になると資金調達のために既存企業株が売却されて流動化が進み、国営企業が遅く出る展開になるともっと中盤が長くなるのだろう。
そのための大きな指標は二つあって、中盤に圧倒的な収益力を持つ鉱山鉄道を持つプレイヤーがトップかどうかが問題。これが事実だと中盤を圧縮するために他のプレイヤーは共同で国営企業を速く出そうとするのだろう。
逆にトップのプレイヤーが国営企業の社長になりそうだとなると、他のプレイヤーは国営企業の登場を遅くするべく協調することになるのだろう。
今回ははちさんに上手く鉱山鉄道から国営企業を乗り継がれてしまって圧勝を許してしまった。ぬるいプレイに終始してしまい反省至極。次回は上記の大きな流れが理解できた上で是非とも再戦してみたい。3時間で終わる厳しい18というニッチなゾーンの現時点では唯一の選択肢ではないかと思う。そのニーズのある人にとってはマストバイなアイテムだと思う。
ただし、繰り返すが初心者向きではないので短時間だからと油断して取り組まないこと‥(^_^;