大聖堂をソロプレイ

bqsfgame2008-01-06

最近のユーロゲームの中で世評の高い大聖堂を少なからぬ期待をもってソロプレイしてみた。
なるほど、確かに悪くない。しかし、どこか満たされない印象があるのはなぜだろう。
個人的な印象だが、最近のユーロゲームのゲーマーズゲーム分野というのは、得点体系を複雑にしたり、得点を得るための経路を複雑にしたりして判断を難しくしたりジレンマを生んだりというのが定番化しつつある気がする。
それほどユーロゲームをプレイしている訳ではないのだが、プレイした範囲でサンクトペテルスブルグ、ゴア、大聖堂などがこの仲間だと思っている。どれもまとまりは良いし往年のゲームと比較して一定以上の完成度の上で争っておりレベルは高いと思う。けれども、「コレでしか味わえなくて他のゲームにはないんだよ」と言わせるものがどれにもないような気がする。飽食時代の贅沢な悩みかも知れないが‥。
とは言え、久しぶりに「ラストチャンス」や「メンバーズオンリー」をやると、完成度自体は劣るかもしれないが、そのゲームならではのテイストがずっと強く感じられるような気がして、必ずしも最近のゲームが進化しているからと言って、イコール最近のゲームの方が優れているということではないというのも感じている。今年は少し昔のユーロゲームの埃をかぶっているところを出して遊んでみることにしたいものだ。