感想

ゲームの体を成してはいると思うのだが、3種類のチェックをして事件を解決していく手順がひたすらダイスロールチェックしているだけになってしまうので、それを3人分やっていても盛り上がらないこと夥しく止めてしまった。モチーフに対するゲームシステムの作り方とかはストレートで判りやすく特段非難するには当らないと思うが、プレイしたときに単調で退屈な感じがするというのは否めないだろう。また、「銀河大戦記」があまりに素晴らしかったので岡本作品に対する過剰な期待があったかも知れない。
個人的な意見だが、プレイヤー間の競争はなしにしてしまって、多人数協力ゲームとして人類の存亡を賭けて6体の魔神を封印することに徹しても良かったのではないかという気がする。そして、6種の魔神の封印の仕方を全然違うものにしてしまって、たとえばAという魔神はゲーム中に1個しかないレアアイテムでしか封印できない、Bという魔神はコモンなアイテムで封印できるが代わりに数をたくさん集める必要がある、Cという魔神は3人以上のキャラクターの協力によってしか倒せない‥とかいう具合である。それを見定めてプレイヤーたちが協力してどの魔神から、各自がどういう役割分担をして封印していくかを議論しながら進めていくゲームになっていたらどうだろうか? また、魔神の影響も全部同じでランダムに決めているが、海の魔神は海路を寸断して行き、空の魔神は空路を途絶させ、アジアの魔神はアジアを荒廃させていくというように効果も違っていても良かったのではないか。その結果、プレイの進行に応じて、どれから倒したいというような作戦も出てくるようなゲームになっていると、多人数協力ゲームとしても盛り上がるのではないだろうか。
と、こんな文章を書いていると、試しにそういう風に料理したローカルルールを作ってみようかと言う気もするのだが、優先順位が低くすぐには手が付きそうにない。いつか時間があって取り組めるようになる日が来ることを期待して、備忘録として日記に書いておくことにしよう‥(^_^;