コマンド79号を入手

bqsfgame2008-02-25

しばらく前からチンギスブームなのだろうか?
GMTのデビルズホースメンや、S&Tのカーンなど、決してアメリカではメジャーではないはずのテーマに出版が続いているような気がする。もっともマイナーテーマについて資料調査が進んだ結果としていくつかの会社から立て続けに同じテーマの作品が出ると言うことは以前もあったので、そういうことなのだろうか。
その一方で、いくつかのブログで指摘が出ているが、今回の号の付録ゲームの構成を見たときにメインディッシュ不在のアラカルトという印象は確かに強い。一応、チンギスものを軸にまとめたということなのだろうが、それならベルリン市街戦を省いてしまった方が明確で良かったかも知れない。このあたり雑誌の編集と言うのはなかなかに難しいものだなと思う。
S&Tのカーンのレビューを山内氏がしているのが個人的には収穫。わたしにはプレイ不能とさえ思えるゲームを平然とプレイして絶賛する山内氏だが、カーンのユニット(NATO兵科記号)についてはさすがに味気ないとコメントされており山内氏の愛を持ってしてもさすがに包み込みきれなかったかと思わされる。とは言え三代に渡ってユーラシア大陸を制覇したモンゴルの全貌を見て取れるゲームとしての希少性は確かに指摘の通りだと思う。
ただ、モンゴル側が強すぎて戦略チットの運用も一方的になると聞くと、対戦ゲームとしての面白みは薄いように聞こえるので、ますます資料としての価値だけかなと思ったのも事実。日本語版コマンドの付録ゲームに本当になることがあったら、一度ソロプレイしてみようかという程度の印象だろうか‥(^_^;