今回のソロプレイで感じたこと

1)ドイツ軍のミルフィーデフェンスは有力で補給ポイント温存も可能になる
2)連合軍の全線掃討は後顧の憂いがなくて良いがアントワープの10ポイントという大きな収穫を前にしたときに継続するのには鉄の意志が必要な気がする
3)本ゲームは補給切れのデメリットが戦闘時の±1修整のみと他の作戦級ゲームと比較して小さい
4)その一方で本ゲームのCRTは同じコラム内の結果のレンジが広いため±1修整がかなり痛い
と言ったところである。
かなり他の作戦級ゲームと感覚の違うところがあり、まだまだ研究の余地がありそうだ。アントワープという補給の要衝、勝利ポイントになる防壁突破というイベンチャルな目標を睨んで、防御側のミルフィーユにしても、攻撃側の全線掃討にしてもアクセントをどの程度付けるかと言うのはありそう。あるいは、全く別のアプローチもあり得るのではないかと思わせる。
プレイアブルでエキサイティング、そして選択肢が広くてどれが良いのか容易には判断しがたいという作戦級ゲームの傑作の条件を満たしているように思う。なかなかの掘出物で、これを付録ゲームにした日本語版コマンドには感謝したい。