SGC例会:クライシス1989を対戦プレイする

bqsfgame2008-05-05

Yさんデザインのゲームマーケット2008出展予定の「クライシス1989」のテストプレイに参加させてもらった。
ゲームは1989年当時の日本プロレス界の渾沌とした状況をシミュレートするカードベースの多人数ゲーム。プレイヤーは新団体発足を目指すスポンサーとしてレスラーを集め、それなりの集客力を持つ団体を旗揚げすることを目指す。
団体ごとに、団体内のレスラーのポジションに対するスタイルの要求が書いてあり、レスラーにはこなせるスタイルと、そのスタイルでの集客力が書いてある。レスラーをビッディングしていき集めていくのだが、そのビッディングの方式にいろいろあるという仕掛けになっている。
テストプレイの最中にもルールは改訂されていき、終了後も喧々諤々の議論が交わされ、テストプレイとしては大いに盛り上がった。
議論の観点が二つあり、それを整理して議論しなかったのは失敗だったと帰ってきてから反省している。
一つは、プロレスのシミュレーションとして「かくあるべし」という議論。
もう一つは、プレイして面白いゲームとするためには「こうした方が良いのではないか」という議論。
両者はときに合致し、ときに矛盾する。そもそも観点が全然違うのだから、綺麗に一致したり相反したりするわけもないのだ。そこらへん話していてごちゃまぜになっていたような気がする。
どちらを重視して、どのように整理して最終的な形にまとめるかはYさんの腕次第というところか。