ブルーアンドグレー:アンティータムをソロプレイ

bqsfgame2008-11-23

シャイローとチカマウガが面白かったので、勢いに乗って(アンティータム)をソロプレイしてみた。
しかし、残念ながらアンティータムは面白いとは言えなかった。
アンティータム戦は、北軍のマクレランが南軍を撃破する千載一遇の機会を得ながら、例によって消極的な采配で機会を逸した凡戦だと言えると思う。本作でも、そのことを再現するために、北軍は厳しい移動制限が掛けられていて、第1ターンは15ユニット、以後のターンは10ユニットずつしか移動ができない。
そんな訳で、部隊はもっと多いし、戦線も長いのだが、部分的な戦闘開始から少しずつ接敵している部分に積み増す形で戦線が広がるようなゲームになっている。しかし、北軍は片手を縛られて相撲を取っているようなもので、南軍はそんな相手に対して互角くらいに戦える戦力しかない。ゲームとしてはテンションの上がらない作品だと思った。
本作をプレイしてみると、結局のところ、個々の作品の妙味は、少し視野を広げてみた時の作戦的な妙味の有無にそのまま依存しているように思った。そこのところで戦略的な選択肢があるものは、面白い。なるようにしかならない戦場を与えられてコマ捌きをしているだけのものは、つまらないという気がした。