千葉会:ブルーvsグレーを対戦プレイする(その2)

bqsfgame2009-02-16

二戦目は入替えて北軍を持っての対戦。
初戦のブルランでマクドウェルが勝利。これでワシントンが安泰になり、気が楽になった。
しかしながら、この対戦の北軍デックは非常に偏っていて以下のような問題が生じていった。
1:マップCカードが1864年くらいまで登場せず、結果として西部戦線が存在しなかった
2:マクレランが1863年くらい、グラントが1865年くらいまで登場せず、シャーマン一人で戦争中盤の佳境を乗り切らざるを得なかった
ということである。
西部戦線が存在しないため、ゲームは単純な東部戦線での直線的な押し合いになり、北軍は抵抗を承知の上でウィルダネスへと何度となく押し寄せることになった。両軍併せて十数ステップという損害が出る激闘が繰り返されること数回、ついにウィルダネスが陥落し、リッチモンドへの大きな一歩を刻むことができた。とは言え、有力な部隊がシャーマンの一部隊だけなので、容易には事態は進展しない。ようやく、マクレランがやってきたかと思えば、此処へきてCカードが登場して西部戦線が発生。結果として、この西部戦線は、東部戦線の一方押しで活路が見えてきた時期に、逆に南軍に北部侵入ゲリラ戦の余地を与えることになり、大きなマイナスになった。
東部戦線からリッチモンドアトランタ、さらに大西洋港湾制圧と進んで得点していくが、南軍のゲリラ戦で相殺されてしまい、なかなか勝ちきれない。そうこうしている内に終盤戦モードに突入、1864年選挙の圧力も。
しかし、最後になって当然なのだが将軍カードが出揃い、フッカー、グラントらも登場して、一気に事態は進展。最後は力押しのスチームローラーでミシシッピ流域制圧以外の条件を全てクリアして辛うじて勝利。デックにはレイトウォーカードが3枚しか残っていなかったので、残り3ターンというところだったろうか。
プレイターン数は大体25ターンくらいなので、1年=5ターンくらいのイメージだろうか。そうすると1865年夏の終戦ということで、概ね史実通りだったろうか。
Cカード不在による東部戦線平押し作戦となったが、この展開でも勝利が可能だと言うことが証明された。
初戦はヒストリカルルール、二戦目はフリーカードルールでプレイしたが、どちらも面白い。
ヒストリカルルールは、史実順に部隊や将軍が登場するので史実の勉強になる。
フリーカードルールは、上述のようにCカード不在や、グラント不在という大きな偏りを生むことがあり、勝敗に大きく影響してしまうが、その一方でカードゲームならではの引きの面白みがあり、カードデックからカードを引いてくる時に一喜一憂することになる。