バトルフォーチャイナをソロプレイ

bqsfgame2009-05-10

ようやく入手したこともあり、古いコマンドの付録ゲームだがソロプレイしてみた。
このゲームは、S&Tの付録ゲームにも再録されることになっており、日米で引っ張り凧状態になっている。
プレイした印象を個条書きでまとめてみよう。
●良いと思ったところ
太平洋戦争開戦前までの日中戦争という余り注目されてこなかった題材を扱っている
ルールはそれほど複雑ではない
ユニット数がそれほど多くない
兵団単位でまとめてエリアを争って戦うようになっており、ヘクスでの部隊捌きのようなテクニカルムーブではなく、戦略的な視点での作戦判断を競うようになっている
▲残念に思ったところ
類例を見掛けない独特のゲームシステムであるため、最初はどうしていいのか良く判らない
ゲームの全体の寸が長いため、形勢の展望が難しい

特に気になるのは、「最初はどうしていいのか良く判らない」というところだろう。最近のユーロゲームについて、「一回目で楽しめないものが増えた」という苦言を呈したが、このゲームも同様で「一回目で楽しいと思うのは難しい」ゲームのような気がする。
世評の高さから見て、シミュレーションとしての妥当性も高く、プレイアビリティとのバランスも良いという評価なのだと思うが、ルールが難しくない割には敷居が高いように思う。