南北戦争ゲーム会:ゲティスバーグを対戦プレイする

南北戦争に限定したゲーム会というのが都内で開かれたので参加してきた。
面白いと薦める方もあったので、コマンドの「ゲティスバーグリー将軍最大のギャンブル」をソロプレイもせずに見ず天でプレイしてきた。
感想としては、これは失敗だったと思う。
1つには、ゲーム自体の魅力が今一つだった。
このゲームは、コマンドコントロールルールが厳しく、毎プレイヤーターン、司令官の士気チェックをして、それによって全面攻勢、限定攻勢が可能かどうかを判定する。最悪の場合は守勢となり、ほとんど攻撃ができなくなってしまう。これが非常にフラストレーションが溜まるルールで、確かにCWB辺りの経験からしても思うように攻撃できないのが南北戦争では正しいのだと思うが、それにしても攻撃できなさすぎだと思う。
また、やっと指揮官がやる気になっても、接敵させて攻撃してもZOCがないので隙間からするすると退却されてしまい、なかなか戦果が上がらない。接敵が指揮官の士気で制限され、接敵してようやくオッズが立っても戦果が上がらず、とても会戦級のゲームとは思えないほどに事態が進展しない。途中、大きなムーブミスで部隊の一翼が敵に半包囲されたのだが、結局、何度も包囲をするすると離脱してしまい、思ったほどの被害は出なかった。その意味では救われたのだが、攻撃している側は釈然としない結果だったことだろう。
もう1つには、やはり事前にソロプレイくらいしないと、個性的なルールを持つゲームは運用しきれないのを痛感した。上述した通り、このゲームにはろくにZOCがないので、戦線を張るには本当にユニットをずらりと並べなければならない。そのことが理解できず突破を許し、一翼を半包囲されてしまった。しかし、ZOCがないが故に、それはたいした被害にならなかったわけだ。
ここらへんは、苦労してユニットを集めてオッズを立て、それを利用してCRTを振っても、一向に攻撃側の苦労が報われないシステムだというのを痛感した。
指揮官問題も含めて、攻撃側はすごく苦労と幸運を重ねないと良いオッズでCRTを振れないのに、そこまでしてもたいして効かないと言うビックリするほどのダル(鈍い)ゲームである。これはいくらなんでも変だろうという気がする。