CWB:ペリーヴィルをソロプレイする

bqsfgame2009-08-03

10年ぶりくらいだろうか、CWBシリーズのルールを読み直した。
今回は某所で公開されている日本語版。日本語になっているせいか、昔、馴染んだせいか、思っていたよりずっと読みやすくてあっさりと読み終わることができた。昔は命令関係のルールは、結構、ファジイで延々と書いてあったように思ったが、久しぶりに読むと意外にあっさりしているし合理的でもあるように感じた。
折角なので、規模の小さいペリーヴィルのシナリオ2を少しだけ並べてみた。
ペリーヴィルは、シナリオ1だけがヒストリカルシナリオだ。シナリオ1では、南軍側が攻勢命令を受けて動き出すが、当初想定と異なり北軍がきちんと集合していたので攻撃開始を午後まで遅らせてしまい、その結果、決定的な戦果を挙げられなかった。
シナリオ2は仮想戦で、南軍の当初想定通りに北軍の戦力合流が間に合っておらず、南軍が孤立した北軍の一部に早朝から攻撃を開始したらというシナリオである。
多少、勝利得点が与えられる地形の位置が、個々のシナリオでは必ずしも適当でない(ゲーム全体で決められているため)という難点を感じる。しかし、ユニット数が少なく、プレイしやすいCWBだと思う。もう一つ難点を挙げるならば、街道に沿って両軍が押し合う一次元の戦闘になりそうなので、機動による妙味が薄いかも知れない。結果として、タイミングよく命令を出して戦術的優位を築くと言う命令システムの醍醐味が若干薄いかも知れない。
発売当時にプレイしたはずだが、そんなこともあって当時から状況がワイルドに過ぎるものの、シリーズの次の作品、「Embrace an angry wind」の方が個人的には好きだった。もっともあちらはフルマップ2枚を使うと言う空間的な難点がある訳で、機動の妙味はあれどもプレイしやすさでは劣っていた。
なかなか帯に短し襷に長し、難しいものだ。