○囲碁の力を強くする本:上を読む

bqsfgame2009-08-06

1967年刊行の瀬越名誉九段の名著の復刻版という。
手筋の問題集は、問題として出されている時点で筋があることがわかってしまい往々にして解きやすいものだ。しかし、本書では実戦に近い大版の図柄で、かなり手数の長い脳内で読むのに負担が掛かる問題を集めている。
そのため、歯応えは相当にあり、前書きにも一日に二問ずつくらい研究すれば十分に効果ありとされている。
やってみたが、なるほどこれは難しい。一日に5問くらいやると相当な負荷になる。実戦に近い読みを要求されると言う点でも書籍の意図は果たされていると思う。
上級者以上向けに限定されると思うが、なるほど復刻されるだけのことはあると感じた。