千葉会:サンダーアットカッシーノを対戦プレイする

4月に抱き合わせで入手したカッシーノ
評判が良いので一度、自分でもプレイしてみることにした。
生憎と忙しくて事前にソロプレイができないまま本番に突入。
ダイスで決定して攻撃側の連合軍を持つことになった。
アルンヘムシステムの攻撃側は、難しいんだよね。基本的にデフェンス側が有利なシステムだと思うので、攻撃側は有効な打撃を与えるためには集中的な運用と、波状攻撃が有効だと思っている。
しかし、本作では最大攻撃制限があったりして、それもなかなかままならない。代わりに砲撃が非常に強力にできている。しかし、それも観測部隊を先ず敵に隣接させる必要があり、序盤は目標地点に接敵していくことから始まる。
シチュエーション的にはカッシーノ市街戦と、モンテカッシーノ修道院への山登りの二つの要素が並行して走り、それぞれへの資源配分の問題が作戦のグランドデザインになっている。
その上で、それぞれの場所で戦術的な意思決定をしていくというゲームだ。
なるほど、これはストームオーバーアルンヘムや、ターニングポイントスターリングラードより面白い。
ただし、往時のボックスゲームなので重量感たっぷり。全9ターンなのだが、この日は4ターン終了までプレイするのに正味9時間くらい掛かってしまった。終わりまでプレイするには、朝早くから夜遅くまでプレイする必要があるだろう。
その意味では近年のゲームジャーナルの付録ゲームの同システムゲームのような手軽さはない。
まぁ、そういうゲームでないとボックスゲームとしての購買満足を生み出せない1980年代のゲームだということだろうか。