水曜日の会:常徳保衛戦を対戦プレイする

2月も半ばを過ぎて、今年初めて水曜日の会に参加した。
この時期になって「今年もよろしくお願いします」と挨拶するのも間の抜けた話しだ。
この日のメインは、戦棋2号の付録ゲーム、常徳保衛戦だった。
ゲームの内容自体は、英文レビューにしようかと思っているのでそちらに譲ることにする。
シチュエーション的には常徳を三方から包囲する日本軍。そのまた外側から救援に駆けつけてくる国民党軍と言う二重包囲戦。対戦相手のTSさんは、アレシアを髣髴させると言っていたが、なるほどそういう側面もあるだろうか。
ゲームシステムは任意選択式のチットアクティベーション方式。師団単位のアクティベートチットの他に、爆撃機などの特殊チットが存在している。
補給ルールは、良く言えば斬新、悪く言えばアンリアルなものになっている。師団中の1ユニットでも盤外補給源から通じる道路上に居れば師団の全体が補給下となる。このため、各師団は補給係りのユニットを道路上に置いておき、他の人たちは好き勝手をして良い‥(^_^;
一方で二重包囲戦なので、攻勢側の日本軍も国民党軍の増援が盤外からやってくると補給が切れるリスクが生じる。このため、日本軍の補給係りユニットの補給状態を巡る外線の戦いが生じることになり、常徳包囲戦とは別の戦いも発生してくる。
そんな都合で雑誌の付録ゲームにしては、絵柄が大きいし、システム的にも時間の掛かるものなので、それなりに重量感がある。創刊号の金門湾もそうだったのだが、それなりに重いゲームにしようという意図がデザイナーにあるように感じられた。
プレイの方は常徳への突入に成功して日本軍を持って勝利することができた。しかし、外線の補給を巡る戦闘では苦戦が始まっており、このタイミングで突入できないと、後はジリ貧ではないかと窺われた。シチュエーションが面白いので、またやってみても良いように感じた。