なつかしの昭和プロレス:WCW(つづき)

bqsfgame2011-05-17

(承前)中期以降はWWFから積極的に有名レスラーを引き抜く作戦に転換。そのため、末期には、WWFで一代をなしたレスラーが大量に登場する奇妙な光景を見せた。

筆者が渡米した99年の秋には、WCWには、ホーガン、ナッシュ、ホール、シドビシャス、ブレットハート、ダスティンローデス(ゴールダスト)、ミスターパーフェクト(カートヘニング)などが既に上がっていた。

(承前)最後はWWFのシナリオライターだったヴィンス・ルッソーを引き抜くという非常手段に訴えた‥。

レスラーと違ってシナリオライターの引き抜きは観客に直接アピールしにくかった。そのため、ルッソー自身の発案であろうが、ルッソーのシナリオを現場で執行するためのルッソーのボディガード軍団と言うのが登場した。
クリエイティブコントロールと言う大柄のスキンヘッドのマッチョマン軍団で、黒のサングラスに黒のスーツで表れ、指示に従わないレスラーを懲らしめて回っていた。正体は、ロン・ハリスとドン・ハリス、そしてブライアン・アダムス、ブライアン・リーの4人組み。これもWWFのDOAと言う軍団の移籍だった。
このクリエイティブコントロールは、独特の存在感があって、また「プロレスは台本のある世界で、それはシナリオライターがちゃんと書いている」と言うことを逆手に取った設定で面白かった。