主要なゲームシステム

このゲームは、確かにウォーゲームなのだが、かなり独自色が強い。
まずゲームマップは世界地図になっており、ヘクスではなくスクエアで規定されている。ユニットの主力は艦隊であり、地上部隊はそれによって輸送され上陸戦闘を実施したり、拠点防御を実施するだけの存在である。
このゲームは経済性が非常に強い。各植民地港には、土地の特産物を満載した艦隊が毎ターン発生する。プレイヤーは、これを自軍の艦隊で支配して植民地港から本国港へと護衛して輸送することで主要な収入を得る。つまり、ゲームの中心にあるのは植民地交易である。
この植民地交易ゲームであることをベースにして、新たな植民地を確保したり、他人の植民地を奪ったり、海上で他者の護衛する輸送船を拿捕したりすると言うウォーゲームなのだ。
その意味ではヘクスマップの陸戦ゲームとは、およそ共通するところの少ない非常にオリジナリティの高いゲームである。